• 2022/07/22 掲載

フォード、北米生産EV向けにCATLのリチウムイオン電池輸入へ

ロイター

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[デトロイト 21日 ロイター] - 米フォード・モーターのリサ・ドレーク副社長は21日の電話取材で、中国の電気自動車(EV)用電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)から、北米で生産する人気の電動ピックアップトラック「Fー150ライトニング」や電動SUV「マスタング・マッハE」向けに低コストのリチウムイオン電池を輸入することを明らかにした。F-150では2024年から、マスタング・マッハEでは来年から同社電池を使うことが決まっているという。

フォードによると、リチウムイオン電池を使うと原材料コストを10─15%低減できる。ドレーク氏は「電池原材料コストが勝負を左右するということをわれわれは分かっている」と述べ、「リチウムイオン電池は最大のコスト引き下げ策になる」とも指摘した。フォードによると、同社の税引き前のEV利益率は現状でようやく8%を狙っているところという。

ドレーク氏によるとリチウムイオン電池は、26年に北米で稼働する生産能力40ギガワット時の新工場から調達する計画。新工場をCATLがつくるのかは明らかにしなかった。ただ、ロイターは今年5月、CATLがフォードと米BMW向けのEV電池工場用地を米国内で探すことを検討中と報じている。

ドレーク氏は、フォードが北米地域からの電池や電池原材料の調達拡大を望んでいると強調した上で、「そのすべてが北米で調達できるかどうか、われわれには100%確信がない」と述べた。フォードによると、CATLとは欧米や中国で売るフォード車でのCATL電池使用を探ることでも合意している。

米政府当局者は米自動車メーカーがEV電池原材料や電池セルの圧倒的な調達先として中国に依存するようになることに懸念を強めている。しかし、フォードは26年終わりごろまでに世界でEV200万台以上を生産するという目標に対し、必要な電池能力の約70%しか調達のめどが立っていないとしている。

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