• 2022/08/20 掲載

行き先は運任せ「ランダム旅」=ワクワク感、値引きで人気―鉄道・航空各社

時事通信社

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旅行の行き先がくじなどで決まる「ランダム旅」が人気を集めている。企画した鉄道・航空会社は、運任せで思いがけない場所へ旅するワクワク感に加え、値引きなどでお買い得感も演出。コロナ禍で落ち込んだ旅行需要の回復につなげようと知恵を絞っている。

JR西日本は7月、スマートフォンのアプリでサイコロを振って行き先を決める「サイコロきっぷ」を期間限定で発売した。白浜(和歌山県白浜町)や倉敷(岡山県倉敷市)など、在来線や新幹線の7駅が候補。往復切符が通常より約45~83%安い5000円で買える。9月末まで申し込みを受け付ける。売れ行きは想定を超え、広報担当者は「ゲーム性とお得さを楽しんでほしい」とアピールする。

JR東日本は、買い物や定期券購入などでたまったポイント6000円相当で往復旅行ができる「どこかにビューーン!」を12月に始める。予約サイトで希望する日程と出発地を入力すると東北、北陸などの新幹線47駅からランダムに選ばれた4駅が表示される。気に入れば申し込み、行き先としてそのうちの1カ所が決まる。

ランダム旅は、格安航空会社ピーチ・アビエーション(大阪府田尻町)が昨夏発売した「旅くじ」で注目が高まった。先駆けは日本航空。マイルと交換で、フライト先が運次第で決まるサービスを2016年から実施している。

観光業界の動向に詳しい東洋大学の森下晶美教授は、旅行に興味はあるものの行き先を決めるのを面倒だと思う人は少なくないと指摘。「ある程度選択肢を狭めてくれるのは魅力的ではないか」と分析する。なじみのない地域を訪れるきっかけになり、「観光客を掘り起こす手段として効果が期待できる」と話す。

【時事通信社】 〔写真説明〕JR西日本の「サイコロきっぷ」を案内するサイト

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