• 2022/08/26 掲載

米GDP、第2四半期改定値0.6%減 速報値から上方改定

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[ワシントン 25日 ロイター] - 米商務省が25日発表した2022年第2・四半期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比0.6%減だった。速報値の0.9%減から上方改定された。第1・四半期は1.6%減だった。

個人消費の伸びが在庫積み増しのペース鈍化によるマイナス影響をいくらか緩和し、景気後退が進んでいるとの懸念を打ち消した。

ロイターがまとめた第2・四半期改定値のエコノミスト予想は0.8%減だった。

2四半期連続のマイナス成長はテクニカルリセッションの定義とされる。ただ、経済活動のより広範な指標が景気後退ではなく、緩やかに拡大したことを示唆した。

所得面から経済活動を把握する国内総所得(GDI)は第2・四半期に1.4%増。第1・四半期は1.8%増だった。

経済成長を見る上でより優れた手法とされるGDPとGDIの平均は第2・四半期に0.4%増と、第1・四半期の0.1%増から伸びが加速した。

GDIは堅調な利益と労働市場の逼迫を背景とした賃金の上昇を背景に増加した。

小売売上高は5月の当初発表を上回り、6月と7月も好調に推移した。7月の鉱工業生産指数も上昇し、企業の設備投資も堅調だった。労働市場は引き続き活発な雇用を生み出している。

ただ、米連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制対策として需要を冷やすため積極的に金利を引き上げており、企業や消費者の心理は悪化し、景気後退のリスクは高まっている。FRBは利上げを再開した3月以降、政策金利をこれまでに225ベーシスポイント引き上げた。

FRBのパウエル議長は、ワイオミング州での経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で26日に講演する。FRBが景気後退を引き起こさずに景気減速を実現できるかどうかをより把握するための手掛かりとして注目されている。

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます