• 2022/11/12 掲載

NY外為市場=ドル全面安、米CPIの影響続く

ロイター

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[ニューヨーク 11日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが2営業日連続で全面安となった。10日に発表された米10月消費者物価指数(CPI)の影響が続き、投資家のリスク選好度が高まっている。

10月CPIは前年比伸び率が7.7%と9月の8.2%から減速し、ロイターがまとめた市場予想(8.0%)も下回った。米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを落とす根拠になるとみられている。

ドル指数は2営業日で計約3.8%下落。2日間の下落率としては2009年3月以来最大となる基調にある。

ストラテジストは、過去2年間にわたりドル高基調が続いてきたため、ドル強気派の多くが積み上げてきたポジションを急速に巻き戻していると指摘した。

ドル/円は1.7%安の138.55円。ユーロ/ドルは1.46%高の1.036ドルとなった。

ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズの債券部門グローバルヘッド、ジム・シエリンスキー氏は「ドルは極端に過大評価を受けている資産の一つであり、ピークを付けた可能性が強い」と語った。

一方、バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「確かにドルがピークに達したと確信する向きは増えたが、動きがあまりに急激なため追随するのはやめた方がいい」と述べた。

リスク選好度に敏感な豪ドルとニュージーランドドルは、それぞれ対ドルで1.4%、1.6%上昇した。

中国の保健当局が新型コロナウイルス感染対策の一部を緩和したことも、投資家のリスク志向をさらに押し上げる要因となった。

英ポンドは、第3・四半期のGDPが予想ほど悪化しなかったことで上昇。1.22%高の1.1853ドルとなった。

暗号資産(仮想通貨)は、大手交換業者FTXが米連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したことを受けて下落。

ビットコインは4.6%下落の1万6747ドル。FTXのネイティブトークンであるFTTは26.7%安の2.731ドルとなった。月間の下落率は約90%に達している。

ドル/円 NY終値 138.79/138.82

始値 139.48

高値 139.79

安値 138.47

ユーロ/ドル NY終値 1.0352/1.0356

始値 1.0289

高値 1.0364

安値 1.0267

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