- 2022/11/14 掲載
米テスラ、中国生産EVの北米向け輸出を検討=関係者
テスラは、中国を拠点とする部品メーカーが生産した部品が米国とカナダの規制に適合しているかどうかも調べているという。
関係者の話では、同社の上海工場は、北米の基準を満たすEVの試験生産を来年第1・四半期に実施する計画へ向けて作業を進めている。
ロイターがこの記事を11日に配信した後、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はツイッターに報道は事実ではないと投稿したが、詳しくは説明しなかった。テスラの担当者はコメントしなかった。
テスラはこれまで、北米で販売するEVはカリフォルニア州フレモントとテキサス州オースティンで生産する戦略を続けてきた。
上海工場は今年の設備増強を経て生産能力が年間110万台となり、同社の工場としては世界で最も生産台数が多い。
テスラのEVの米国と中国での価格差は、米国での値上げと中国での値下げを反映し、拡大している。ドルに対する人民元の下落などもあり、同社の中国製EVは、北米に競争力のある価格で輸出できる可能性がある。
テスラはモデルYを中国では4万9344ドル相当で販売。米国での販売価格は6万5990ドルだ。中国製自動車を米国へ輸出する場合には、27.5%の関税が適用される。
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