- 2022/11/14 掲載
英中銀は現行水準で金利維持を、24年に緩和も=テンレイロ委員
講演で「実質所得減少による影響とこれまでに実施された引き締めの効果が遅れて表れることを考慮すると、23年まで金利を3%で維持すれば、潜在成長率を一段と下回る水準に景気が減速すると予想される」と指摘。
「その後、おそらく24年にはインフレ率が目標を下回るのを防ぐために政策を緩和しなければならないだろう」と述べた。
また、3日の会合で25ベーシスポイント(bp)の小幅利上げを支持したことについて、金利は2.25%の水準で既に制約的だと感じていたものの、インフレ上昇リスクを踏まえるとリスク管理の観点から正当化されるとの認識を示した。
中銀は同会合で75bpの利上げを決定した。
テンレイロ氏はまた、エネルギー価格が下落しても国内需要は弱まる見通しだと指摘。労働市場が勢いを失い始め、経済が近いうちにリセッション(景気後退)に陥る可能性を示す初期の兆候があると述べた。
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