新日本プロレス 代表取締役社長 棚橋 弘至
新日本プロレス所属プロレスラー。 岐阜県大垣市生まれ。キャッチコピーは「100年に一人の逸材」。大学時代からレスリングを始め、1998年2月に新日本プロレスの入門テストに合格。1999年に立命館大学を卒業し、新日本へ入門。2006年に当時の団体最高峰王座となる、IWGPヘビー級王座を初戴冠。2011年1月、小島聡を破り、第56代IWGPヘビー級王者となる。そこから1年間で11度の防衛を果たし、当時の最多連続防衛の新記録を打ちたてた。その後も新日本プロレスの"エース"として団体を牽引し、2023年12月、新日本プロレスの代表取締役社長に就任。2024年10月の両国国技館大会での試合後に、2026年1月4日での現役引退を発表。メディアへの露出も多岐に渡り、リング内外での活躍を続けている。
プロレス業界は今、大きな変革期を迎えている。かつて金曜夜8時のゴールデンタイムで全国放送されていた時代とは様変わりし、メディア環境の変化とともに新たなファン獲得の方法を模索する必要に迫られている。そんな中、2023年12月に新日本プロレスの代表取締役社長に就任したのが、現役プロレスラーでもある棚橋弘至氏だ。「100年に一人の逸材」のキャッチコピーで知られる棚橋氏は、選手として活躍する一方、20年ぶりとなる「社長兼レスラー」という二刀流で会社を先導している。変化の激しい現代において、どのように組織を導き、ファンにエネルギーを届け続けるのか。経営者として、そして現場のプロフェッショナルとしての独自の視点について棚橋氏にビジネス+IT編集部が単独インタビューを行った。