記事 IT戦略・IT投資・DX 日立産業制御ソリューションズ社長が語る、「OT×デジタル」でめざす“次の”安全、安心、快適な社会 日立産業制御ソリューションズ社長が語る、「OT×デジタル」でめざす“次の”安全、安心、快適な社会 2025/06/23 日立産業制御ソリューションズは、日立グループの中で産業・流通・社会インフラ分野における中核的な役割を担う企業だ。特に医薬、自動車、ガス、化学などの製造現場の運用に必要な設備・システムや、水道、道路、警備、交通などの社会インフラを最適に動かすための運用・制御、さらに各現場で稼働するエッジデバイスの開発技術を含めた「OT(Operational Technology)」に強みを持つ。そんな同社が、今後の成長のカギとして掲げるのが「OT×デジタル」だ。同社 取締役社長 上田元春氏に、その狙いと今後の戦略について聞いた。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 リコーに学ぶ製造DXの「成功」法、「失敗」から生み出した“3つのメソッド”とは リコーに学ぶ製造DXの「成功」法、「失敗」から生み出した“3つのメソッド”とは 2025/03/12 リコーに学ぶ製造DXの「成功」法、「失敗」から生み出した“3つのメソッド”とは 製造業のDXは難しい。多くの企業が失敗を繰り返す。日本を代表するグローバル企業 リコーは多くの企業が抱える課題や事例を学び、成功への方法論を模索している。そして、その方法論を工場の変革に適用し、デジタルで武装された最先端工場を生み出すことに成功した。そして現在、それらの取り組みはPLMの刷新やオフィスのDXなどにも及んでいる。同社のこれまでの取り組みを、DXをけん引するキーパーソンに聞いた。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 愛知県発・旭鉄工の「有料の工場見学」に人が殺到する理由、凄すぎる“手作りの改革” 愛知県発・旭鉄工の「有料の工場見学」に人が殺到する理由、凄すぎる“手作りの改革” 2024/09/09 1 愛知県碧南市に本社を置く自動車部品メーカー「旭鉄工」は、売上169億円(2023年度)、従業員400人強(2024年5月時点)の規模を誇る業界でも知られたDX先進工場です。実際に、全社員が一丸となったDXにより、年間10億円以上の利益アップを実現しています。同社はどのような領域に改革のメスを入れ、どのような成果を得たのでしょうか。売上に直結する改革の進め方について、同社 代表取締役社長 木村哲也氏に詳しく聞きました。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 コスト・工数がかかる製造DXを「IT/OT融合プラットフォーム」が救うワケ コスト・工数がかかる製造DXを「IT/OT融合プラットフォーム」が救うワケ 2024/08/22 世界的な資源高騰や円安、そして長引くインフレなどの逆風に加え、サプライチェーンのセキュリティリスクやカーボンニュートラルなど、次々に新たな課題に直面する製造業界。この難局を乗り切る鍵が製造DXだといわれても、多くの日本企業は、いまだ旧来のシステムのモダナイズに苦戦している状況だ。製造業の現場を刷新し、環境変化にも迅速・柔軟に対応できる新たな製造システムはどのようなものだろうか。本社機能に当たる「IT」と生産ライン側の「OT(オペレーションテクノロジー)」を連携させた、次世代の「IT/OT融合プラットフォーム」について、解説する。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 「DX銘柄」常連ダイキンが明かす、AWSで作る「リファレンスアーキテクチャ」の舞台裏 「DX銘柄」常連ダイキンが明かす、AWSで作る「リファレンスアーキテクチャ」の舞台裏 2024/08/02 「DX銘柄」常連ダイキンが明かす、AWSで作る「リファレンスアーキテクチャ」の舞台裏 クラウド活用による業務効率化への期待が高まる一方、製造現場での実装は容易ではないと言われている。こうした中、ダイキン工業では、AWSを用いたリファレンスアーキテクチャ(最善の設計や実践をまとめた汎用的な設計ガイドライン)の構築に取り組み、自社の開発プロセス改革に着手した。そのプロジェクトの進め方と得られた知見について、同社テクノロジー・イノベーションセンターの柳浩太朗氏と幸浦祐作氏が詳細を明かした。
記事 IoT・M2M・コネクティブ 日本発データ共有圏「ウラノス・エコシステム」とは?トヨタ・ホンダも力を注ぐ理由 日本発データ共有圏「ウラノス・エコシステム」とは?トヨタ・ホンダも力を注ぐ理由 2024/06/05 4 現在、欧州を中心に活発に議論されているテーマに「データ共有圏(Data Space)」がある。これは、企業・団体など複数の主体が垣根を超えてデータを共有し、業界の発展に向け連携する動きで、代表的な組織としてGAIA-X(ガイアX)やCatena-X(カテナX)などがある。日本でも経産省がデータ共有に向けた取り組みを「ウラノス・エコシステム(Ouranos Ecosystem)」と命名し活動を推進しているほか、2024年2月にはデータ共有を推進する企業として、トヨタ自動車やホンダなど国内自動車メーカー14社と、自動車部品・蓄電池の業界団体が参画する「自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター」が誕生した。今回は、「ウラノス・エコシステム」と「自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター」を分かりやすく解説する。
記事 5G・6G 製造業「SaaS導入」7割が失敗する3つの理由、成功企業は間違えない「3つのポイント」 製造業「SaaS導入」7割が失敗する3つの理由、成功企業は間違えない「3つのポイント」 2024/05/27 閉鎖的な日本の製造業は、諸外国に比べてデジタル化の後れが顕著であり、成長も鈍化傾向にある。特に、問題視すべきは、製造業が生み出す付加価値の源泉とも言える“ある重要データ”が有効活用されないまま、社内のあらゆる場所に散在している状況だ。今こそ、デジタル化による改革が急務と言えるが、その最初の一歩になかなか踏み出せない企業は多い。本記事では、製造業が抱える課題とその解決策を解説する。
記事 5G・6G なぜ「5G」を使いこなせる?成果を出す「某4社」が実践した“ある工夫”とは なぜ「5G」を使いこなせる?成果を出す「某4社」が実践した“ある工夫”とは 2024/02/21 2020年からスタートした第5世代移動通信システム「5G」は、ビジネスの在り方を大きく変えるかもしれない。私たち一般消費者に馴染みのある通信規格「4G」や「LTE」と比べると、5Gではより「高速・大容量・低遅延・多数同時接続」の通信が可能となる。そのため、自動運転や遠隔医療、ファクトリーオートメーションなど、産業領域における変革を実現する技術として注目されているのだ。一方で、5Gのビジネス実装にはまだまだ超えるべきハードルも多い。本記事では、課題を乗り越え、5Gを有効活用するための方法を解説する。
記事 製造業界 【特集】データ共有圏とは? 関連する組織をまとめて解説 【特集】データ共有圏とは? 関連する組織をまとめて解説 2023/12/31 現在、欧州で活発に議論されている重要なテーマに「データ共有圏(Data Space)」がある。データ共有圏とは、あらゆる企業・組織などがそれぞれの垣根を超えて所有するデータを共有し合い、業界の発展に向け連携しようとする動きを指す。それら取り組みを推進する組織・枠組みとして、欧州ではIDSAやGAIA-X、Catena-X、日本ではウラノス・エコシステム(Ouranos Ecosystem)など、すでにあらゆる組織が誕生しており、その取り組みが加速している状況だ。本特集では、データ共有圏を目指す主要な組織・団体を紹介する。
記事 製造業界 三井化学のDXの裏側、2030年に営業利益2500億へ…次世代の化学プラントの在り方 三井化学のDXの裏側、2030年に営業利益2500億へ…次世代の化学プラントの在り方 2023/12/05 国際化やデジタル化への対応の遅れ、あるいはサプライチェーンリスクやカーボンニュートラルなど、新たな課題に成長を阻まれ、競争力を失いつつある日本の製造業。その起死回生の鍵となるのは、やはりDXだろう。創業110年余の総合化学メーカー、三井化学もまた、DXを軸とした事業改革に挑む日系企業の1つだ。世界規模の社会課題を解決するグローバル・ソリューションパートナーを目指す同社CDOの三瓶 雅夫氏に、新長期経営計画「VISION 2030」にもとづくDX戦略の具体的な取り組みについて聞いた。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 アイシン九州が目指す「EV変革への完全対応」、950時間も効率化した“製造DXの実力” アイシン九州が目指す「EV変革への完全対応」、950時間も効率化した“製造DXの実力” 2023/10/30 自動車部品大手のアイシン九州とアイシン九州キャスティングは、DXを一丸となって推し進め、2030年までに、業務効率で25%、生産性で30%を向上させる目標を掲げている。その特徴は、過去の苦い経験を踏まえた「身の丈に合った」デジタル化およびDXで、現場業務を中心に進めている点だ。すでに950時間の業務効率化につなげた成果も出しているという。一体どのようにDXを進め、大きな改善効果を出しているのだろうか。アイシン九州 DX推進室 室長の熊谷 隆之氏が、DXの取り組み概要と成果について語った。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 成功例をマネて“大失敗”するワケ、慶応大・松川教授が教える「スマート工場」実現法 成功例をマネて“大失敗”するワケ、慶応大・松川教授が教える「スマート工場」実現法 2023/10/26 日本の製造業界では今、大手メーカーを中心に工場のスマート化が推し進められている。しかし、企業によって「スマート」の捉え方が異なり、真の意味での「スマート」を実現している企業は少ないのではないだろうか。これに対し、慶應義塾大学 管理工学科 教授の松川 弘明氏は、スマート工場を実現するにはサプライチェーンの最適化が必要であり、その重要な任を負うのが「サプライチェーン・サイエンティスト」だと指摘する。一体どんな人材なのか、目指すべきスマート工場の在り方とともに解説する。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 レノボの「最先端工場」が凄すぎる? 独自AI活用による“6時間→90秒”の生産革命の全貌 レノボの「最先端工場」が凄すぎる? 独自AI活用による“6時間→90秒”の生産革命の全貌 2023/09/08 新型コロナウイルスの感染拡大は、企業の部品調達や製品供給を大きく狂わせた。しかし、当時、迅速なサプライチェーン改革により、影響を最小減に抑えた企業がある。それが『Think Pad』で有名な世界的PCブランド「レノボ」だ。“1秒に2台”ものPCを生産するなど、驚異の生産能力を誇る同社の最先端工場は何が凄いのか。独自AI活用によって“6時間→90秒”を実現した同社の生産革命を解説したい。
記事 ロボティクス Mujin滝野氏の「工場自動化の鉄則」、米国・中国の水準に到達するための“3つの条件” Mujin滝野氏の「工場自動化の鉄則」、米国・中国の水準に到達するための“3つの条件” 2023/08/31 人件費の高騰が進む中、生産・物流ラインの自動化および省人化は、我が国の製造業にとって避けられない課題になっている。一方、自動化の鍵として注目される「ロボット」には、課題も多い。本記事では、工場・倉庫の自動化を推進してきた、MujinのCEO 兼 共同創業者 滝野一征氏が生産・物流ラインの自動化を実現するためのポイントを解説する。
記事 ロボティクス Mujin滝野氏の「工場自動化の鉄則」、米国・中国の水準に到達するための“3つの条件” Mujin滝野氏の「工場自動化の鉄則」、米国・中国の水準に到達するための“3つの条件” 2023/08/31 人件費の高騰が進む中、生産・物流ラインの自動化および省人化は、我が国の製造業にとって避けられない課題になっている。一方、自動化の鍵として注目される「ロボット」には、課題も多い。本記事では、工場・倉庫の自動化を推進してきた、MujinのCEO 兼 共同創業者 滝野一征氏が生産・物流ラインの自動化を実現するためのポイントを解説する。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 AGC化学品カンパニーのDXが評価されるワケ、「スマート工場」作るデジタルツイン変革 AGC化学品カンパニーのDXが評価されるワケ、「スマート工場」作るデジタルツイン変革 2023/08/30 「素材の会社」で知られるAGCは1907年創業の老舗企業だ。中期経営計画でサステナビリティ経営の推進とDXの加速による競争力の強化を掲げている同社は「DX銘柄2023」にも選出された。なぜAGCのDX戦略が評価されているのか。同社 化学品カンパニー 経営戦略本部 DX推進室 企画管理グループ グループリーダーの石井崇則氏が、取り組みの詳細を語った。
記事 FA・産業機械・重電 「求められるのは具体的な解決策」、製造企業オムロンがソリューションを強化するワケ 「求められるのは具体的な解決策」、製造企業オムロンがソリューションを強化するワケ 2023/06/21 日本のものづくりの現場は「人手不足」「原材料コストの高騰」「デジタル対応」など、数多くの課題を抱えている。一方で、プロダクトを提供するだけではこうした課題に対応できないとして、顧客視点でソリューションビジネスを強化しているのが、制御機器などを手がけるオムロンだ。インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー 社長の山西 基裕 氏にソリューションビジネス強化の狙い、エネルギー消費と生産性のジレンマ、製造業の人材不足問題の解決策、日本の製造業が生き残るために何が必要かを聞いた。
記事 FA・産業機械・重電 製造業の4つのジレンマ、乗り越える「人を超える自働化」「人と機械の高度協調」とは 製造業の4つのジレンマ、乗り越える「人を超える自働化」「人と機械の高度協調」とは 2023/06/16 工場の自動化を中心とした制御機器、社会システム、ヘルスケアなど多岐にわたる事業を展開するオムロン。2023年4月に約12年ぶりとなるトップ人事を刷新し、同社の主力事業のインダストリアルオートメーションビジネスカンパニーの社長には48歳の山西 基裕 氏が就任した。同氏は、日本の製造業が直面する課題をどう捉えているのか。オムロン本社でSeizo Trend編集部が単独インタビューを行った。
記事 AI・生成AI 大阪大学 石黒浩教授が語る、今すぐ国を挙げて「ChatGPT対策」を進めるべき理由 大阪大学 石黒浩教授が語る、今すぐ国を挙げて「ChatGPT対策」を進めるべき理由 2023/06/12 現在、世界中で大きな話題を集めているChatGPTだが、はたしてこの技術は製造業の現場やロボットにどれほど影響を与えるのだろうか。大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻(豊中キャンパス)教授 兼 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)フェローの石黒浩氏はAIによって人間のようなロボットが登場しはじめれば、「日本が再び世界の製造の中心として復権していくチャンスが訪れる」と語る。石黒氏に製造業の未来を聞いた。
記事 生産・製造管理 トヨタに見る圧倒的「日本の強さ」、早大・藤本氏が語る“ものすごい製造現場”とは トヨタに見る圧倒的「日本の強さ」、早大・藤本氏が語る“ものすごい製造現場”とは 2023/06/09 1 日本の製造業はこれまで、米国や中国などとは異なる伝統的な強みを持って世界と互角に渡り合ってきた。早稲田大学大学院経営管理研究科ビジネス・ファイナンス研究センター研究院教授の藤本 隆宏氏も「トヨタをはじめ、日本の製造業には他国にはない強みを持つ」と強調する。しかし昨今はインフレが進むなど難しい事業環境の中で、企業は生産性を上げなければ生き残ることが難しくなっている。今後も製造企業が勝ち抜いていくにはどうすれば良いのか。本稿では、藤本氏に日本の製造業における勝ち筋について聞いた。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 IVI理事長 西岡靖之氏が語る、未来のTSMCは「日本企業」から誕生するかもしれない理由 IVI理事長 西岡靖之氏が語る、未来のTSMCは「日本企業」から誕生するかもしれない理由 2023/06/05 1 現状、日本の製造業では自動車産業が1番強い分野であり、これが世界と戦える数少ない分野となっている。日本の自動車産業が強いのには理由があり、それは“匠の技術”の形式知化を通じて、ものづくりを標準化してきた歴史があるからだという。自動車に続く世界と戦える産業を生み出すにはどうすれば良いのだろうか。また、日本のものづくりの躍進には何が必要なのだろうか。IVI(インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ)の理事長で、法政大学大学院デザイン工学研究科 システムデザイン専攻教授でもある西岡靖之氏に話を聞いた。
記事 スマートファクトリー・次世代工場 アンドロイド研究の石黒教授が描く「未来の生産工場」、意外すぎるロボットの役割とは アンドロイド研究の石黒教授が描く「未来の生産工場」、意外すぎるロボットの役割とは 2023/06/02 バブルが弾けてから長い暗闇の「失われた30年」を経て、モノづくり大国と言われた日本のメーカーは未だに低迷し、明るい兆しが見えないままだ。これから日本の製造業はどこへ向かうべきなのか。未来の製造業の姿について、人間そっくりなロボット(アンドロイド)開発の第一人者として知られる、大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム創成専攻教授で、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)フェローの石黒浩氏に話を聞いた。
記事 白物家電・調理・空調機器 なぜシーメンスはサーキュラーエコノミーに取り組むのか? ドイツ現地で見えたこと なぜシーメンスはサーキュラーエコノミーに取り組むのか? ドイツ現地で見えたこと 2023/05/17 ドイツのハノーバー国際見本市会場にて行われた世界最大級の製造業のための見本市「Hannover Messe 2023(ハノーバーメッセ2023)」。今回はハノーバーメッセ2023での6つの主要テーマのうち、カーボンニュートラル生産、サーキュラーエコノミー、エネルギーマネジメントの3つのテーマで注目のポイントを紹介します。