記事 IT戦略・IT投資・DX 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(19)BCMSとその他のマネジメントシステム 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(19)BCMSとその他のマネジメントシステム 2009/12/28 これまで、情報セキュリティの分野において投資対効果を論じることはタブーとされてきた。その結果として管理策を導入していながら事故を起こしてしまうケースが続発しているのは、ご存じのとおりだろう。ここにきて、情報セキュリティの分野において“有効性”というキーワードが注目されるようになってきた。何のための情報セキュリティなのか、ローブライトコンサルティング 代表取締役 加藤道明氏が論じる。第19回は、BCMSとその他のマネジメントシステムについて考察する。
記事 IT戦略・IT投資・DX 情報化の進展をどう計るか:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(13) 情報化の進展をどう計るか:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(13) 2009/12/18 情報化の進展はどのように数値化できるだろうか。多くの研究者が長年取り組んできた課題だ。さまざまな論考と実証研究が繰り広げられる過程で「産業の情報化」と「情報の産業化」という概念が生まれた。今回は、経済全体を鳥瞰し、情報化がどう進展しているかを把握するのに優れたこの概念について解説しよう。
記事 クラウド クラウドが“後押し”する「新規IT投資の抑制」:中堅・中小企業市場の解体新書(9) クラウドが“後押し”する「新規IT投資の抑制」:中堅・中小企業市場の解体新書(9) 2009/12/09 1 サーバやクライアントPCを用いてITシステムを利用する、いわゆるクラサバ環境に慣れている中堅・中小企業は、ITをどのように次のステージへ進めるべきか明確な方針を持っていないことが多い。さらに、経済環境の悪化とクラウドに代表される「所有から利用へ」の相乗効果によって、IT投資への動機付けが失われている。こうした中、ユーザー企業は「本当に必要なITとは何か」を見極める機会とするべきで、そこには売り手側の正しいリードが不可欠にもかかわらず、当の販売店も迷っているような状況が散見される。まさに現在は、IT市場の転換期にいると言えそうだ。
記事 IT戦略・IT投資・DX 情報財の特殊な性質:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(12) 情報財の特殊な性質:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(12) 2009/11/19 ユニークな発展段階論を唱えた梅棹忠夫は、情報財という「奇怪なる擬似商品」の特殊な性質について、「立ち読みお断り」や「坊主丸もうけ」という親しみやすい表現で鋭い洞察を行った。「情報が疑似商品」だった1960年代に、将来は「商品が疑似情報」になると着想した彼の考え方は、その後の「情報経済学」で生まれた新しい概念に通じるものがある。今回はこの点を解説しながら「ネットブックはなぜ100円なのか」を考えてみよう。
記事 IT戦略・IT投資・DX 米ガートナー リサーチ部門トップ ピーター・ソンダーガード氏、CIOが知っておきたい3つの新技術 米ガートナー リサーチ部門トップ ピーター・ソンダーガード氏、CIOが知っておきたい3つの新技術 2009/11/17 米ガートナーのリサーチ部門の最高責任者、シニア バイス プレジデントのピーター・ソンダーガード氏は、IT投資について「底はうった」との見通しを示した。ソンダーガード氏によれば、新興国などが下支えする形で、2010年には成長軌道に乗るという。また、同氏はITリーダーが2010年に注目するべき3つの新テクノロジーを紹介した。
記事 IT戦略・IT投資・DX 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(18)事業継続計画とインシデントマネジメント計画 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(18)事業継続計画とインシデントマネジメント計画 2009/11/17 これまで、情報セキュリティの分野において投資対効果を論じることはタブーとされてきた。その結果として管理策を導入していながら事故を起こしてしまうケースが続発しているのは、ご存じのとおりだろう。ここにきて、情報セキュリティの分野において“有効性”というキーワードが注目されるようになってきた。何のための情報セキュリティなのか、ローブライトコンサルティング 代表取締役 加藤道明氏が論じる。第18回は、事業継続計画とインシデントマネジメント計画について考察する。
記事 IT戦略・IT投資・DX 国内ITサービス市場調査:ベンダー売り上げランキング、1位は富士通、2位はNEC、3位は日立 国内ITサービス市場調査:ベンダー売り上げランキング、1位は富士通、2位はNEC、3位は日立 2009/11/16 IDC Japanは16日、国内ITサービス市場でのベンダー売上を産業分野別(金融、製造、流通、通信/メディア、政府/公共、その他)に調査し、ベンダーの競合状況についてまとめた結果を発表した。
記事 財務会計・管理会計 IT投資の効果は?:CIOへのステップアップ財務・戦略講座(3) IT投資の効果は?:CIOへのステップアップ財務・戦略講座(3) 2009/11/11 IT投資ほど効果が分かりにくいコストはないでしょう。古いシステムを新規に更新したからといっても、その投資を回収できるとは限りません。あるいは、多額の投資をしてシステムを更新しても、仕様が複雑すぎて、かえって業務の妨げになってしまう場合もあります。何をもってIT投資の効果とするのか、今回は、このIT投資の効果について考えてみましょう。
記事 市場調査・リサーチ 2010年度の国内企業IT投資、改善するも依然慎重の姿勢--IDCが調査 2010年度の国内企業IT投資、改善するも依然慎重の姿勢--IDCが調査 2009/11/10 IDC Japanは9日、2009年8月27日から9月2日、国内企業のCIOを対象に「IT投資動向調査」を実施し、その結果を発表した。
記事 IT戦略・IT投資・DX 原口一博総務大臣主催の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」が初会合 原口一博総務大臣主催の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」が初会合 2009/11/02 原口一博総務大臣主催の「グローバル時代におけるICT政策に関するタスクフォース」は30日、第1回会合を開催した。会合では、日本綜合研究所の寺島実郎 会長や一橋大学大学院 山内弘隆教授、経済評論家の勝間和代氏、NTTの三浦惺社長、KDDIの小野寺正社長兼会長、ソフトバンクの孫正義社長など、学者や識者、ICT企業の経営者が一堂に集まり、それぞれの立場で意見を述べ合った。
記事 ERP・基幹システム 【解説】中堅製造業の成長戦略を支えるコンパクト&省コストな本格派ERPパッケージ 【解説】中堅製造業の成長戦略を支えるコンパクト&省コストな本格派ERPパッケージ 2009/10/30 世界的な不況が続く一方、グローバル化による新興国との競合や市場へのリアルタイムの対応など、日本の製造業に突きつけられた課題は多い。そうした中で最近、中堅製造業が将来に向けた生き残り&成長基盤として、ERPソリューションを導入する事例が急速に増えている。そこで今回は、中堅企業に特化したERPとして長い歴史と実績を持つ日本オラクルJD Edwards EnterpriseOneをベースにしたアクセンチュア/ソピア社のテンプレートソリューション「製造業向けJDE ソリューション」にフォーカスして、その特徴&メリットを探ってみた。
記事 IT戦略・IT投資・DX CIOが最重視する将来のテーマはBI、大企業より中堅企業の方がCIOの行動と業績が連動--IBM調査 CIOが最重視する将来のテーマはBI、大企業より中堅企業の方がCIOの行動と業績が連動--IBM調査 2009/10/29 IBMがグローバルのCIOを対象に行った調査結果「IBM Global CIO Study 2009」によれば、日本のCIO162人を含む78か国2,500人を越えるCIOが最重視する将来のテーマは、ビジネス・インテリジェンス(BI)だったことが明らかになった。
記事 ITコスト削減 金融機関のITコスト構造を改革する「ITコストのデザイン」と「新技術の活用」--アクセンチュア 宮良浩二氏 金融機関のITコスト構造を改革する「ITコストのデザイン」と「新技術の活用」--アクセンチュア 宮良浩二氏 2009/10/19 昨年秋以降の急速な景気後退は、日本の金融機関の経営にも強い影を落としている。その結果、各社は、短期的な利益の改善・確保のためのコストカットに躍起となっており、IT投資は停滞している。しかし、多くの金融機関のコンサルティングを手がけるアクセンチュア 金融サービス本部 パートナー 宮良浩二氏は、「従来型の『見えやすく切りやすいコスト費目のカット』にとどまってはならない。この難局をITコスト構造の抜本的改革の好機とすべき」と指摘する。そのためのキーワードが『ITコストのデザイン』と『新たな技術の活用』だ。
記事 IT戦略・IT投資・DX 情報化社会論その2:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(11) 情報化社会論その2:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(11) 2009/10/09 情報化社会論をめぐっては、1960年代から1980年代に多様な議論が展開されたが、今回は、“コンテンツビジネス”の未来を世界に先駆けて予見した1963年の梅棹忠夫の「情報産業論」を取り上げよう。生態学、動物学、民俗学をバックグラウンドに持つ梅棹ならではのユニークな「発展段階論」は、コンテンツ化の潮流を読む上で今も示唆に富むものだ。
記事 IT戦略・IT投資・DX 日本HP、IT財務管理からIT戦略を支援する管理ソフト最新版を発売 日本HP、IT財務管理からIT戦略を支援する管理ソフト最新版を発売 2009/09/14 日本HPは14日、グローバルなIT戦略の立案からプロジェクト管理、そしてIT財務管理をサポートするプロジェクト・ポートフォリオ管理「HP Project and Portfolio Management 8.0」を発表した。
記事 セキュリティ総論 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(17)まず現状どの程度対応可能か把握、レビューする 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(17)まず現状どの程度対応可能か把握、レビューする 2009/09/10 これまで、情報セキュリティの分野において投資対効果を論じることはタブーとされてきた。その結果として管理策を導入していながら事故を起こしてしまうケースが続発しているのは、ご存じのとおりだろう。ここにきて、情報セキュリティの分野において“有効性”というキーワードが注目されるようになってきた。何のための情報セキュリティなのか、ローブライトコンサルティング 代表取締役 加藤道明氏が論じる。第17回は、ビジネスインパクト分析とリスクアセスメントの要点と、その導入にあたってのコツについて考察する。
記事 IT戦略・IT投資・DX 情報化社会論その1:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(10) 情報化社会論その1:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(10) 2009/09/07 産業革命で農業中心の社会に工業化の波が押し寄せてから約200年、工業の時代を象徴するゼネラル・モーターズ(GM)やフォード・モーターなどの経営が苦境にある中で、グーグルやアマゾンなど情報化の波に乗った新しい企業の存在感が増している。こうした経済社会の変貌については、実は50年ほど前から議論されはじめていた。それが情報化社会論だ。
記事 IT戦略・IT投資・DX 消費的情報と経済発展:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(9) 消費的情報と経済発展:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(9) 2009/08/06 前回は、情報が有する「生産」と「消費」のふたつの側面のうち、情報経済学が得意とする「生産的情報」について解説した。今回は、小説、音楽、映画など、鑑賞することで人びとの満足度(=効用)を高める「消費的情報」について解説し、経済発展とのかかわりをみながら「情報化社会論」への橋わたしをしよう。
記事 BPO・シェアードサービス KPOとは?知的生産活動のアウトソーシングは日本企業に根付くか--野村総合研究所 山口隆夫氏 KPOとは?知的生産活動のアウトソーシングは日本企業に根付くか--野村総合研究所 山口隆夫氏 2009/07/15 業務のアウトソーシング形態のひとつとして、欧米企業を中心にKPO(Knowledge Process Outsourcing:知的生産活動のアウトソーシング)と呼ばれる形態が広がっている。このKPOの世界市場規模は2010年には170億ドル(約1兆5,800億円)に達するとみられ、サービスの提供企業も増加している。だが、現在、日本企業がKPOを活用する事例はほとんどない。その背景と日本企業が今後、KPOを活用する際の課題と解決方法について、野村総合研究所 経営革新コンサルティング部 上級コンサルタント 山口隆夫氏に伺った。
記事 IT戦略・IT投資・DX 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(16)事業継続マネジメントシステム(BCMS)とは? 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(16)事業継続マネジメントシステム(BCMS)とは? 2009/07/08 これまで、情報セキュリティの分野において投資対効果を論じることはタブーとされてきた。その結果として管理策を導入していながら事故を起こしてしまうケースが続発しているのは、ご存じのとおりだろう。ここにきて、情報セキュリティの分野において“有効性”というキーワードが注目されるようになってきた。何のための情報セキュリティなのか、ローブライトコンサルティング 代表取締役 加藤道明氏が論じる。第16回は、事業継続マネジメントシステム(BCMS)について考察する。
記事 グループ会社管理 イオングループのIT業務を集約、新会社「イオン アイビス」を設立--20万人規模のシェアードサービスも イオングループのIT業務を集約、新会社「イオン アイビス」を設立--20万人規模のシェアードサービスも 2009/07/08 流通大手のイオンは8日、グループのIT機能に関わる資産をイオンリテールから分割し、バックオフィス業務などのシェアードサービスも合わせて担う新会社「イオン アイビス」を、8月21日に設立すると発表した。
記事 IT戦略・IT投資・DX 不確実性と生産的情報:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(8) 不確実性と生産的情報:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(8) 2009/07/06 情報には、「生産的情報」と「消費的情報」がある。ミクロ経済学の応用として発展してきた「情報経済学」が得意とするのは、不確実性を減らす「生産的情報」で、たびたび引き合いに出される「ロスチャイルド家の伝説」は有名な故事だ。今回は、その概念の基礎を解説しながら「情報の価値」について考えてみよう。
記事 IT戦略・IT投資・DX 今はIT投資の絶好のタイミング、ただし有効な投資には工夫が必要--ノークリサーチ 社長 伊嶋謙二 氏 今はIT投資の絶好のタイミング、ただし有効な投資には工夫が必要--ノークリサーチ 社長 伊嶋謙二 氏 2009/06/15 株価も若干持ち直し、ほのかに明るさが見えてきたようにも感じられる経済状況だが、中堅中小企業の現実は、想像以上に深刻な様相を呈しているとノークリサーチ 代表取締役 伊嶋謙二氏は指摘する。伊嶋氏によれば、こうした厳しい環境の中、中堅中小企業は「収益に直結する投資」と「コスト削減につながる投資」に絞っているという。効果的なIT投資をどのように実施していくべきか、また中長期の将来展望などについて、話を伺った。
記事 セキュリティ総論 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(15)なぜ、システム障害は起きるのか 【連載】情報セキュリティの投資対効果を追求する(15)なぜ、システム障害は起きるのか 2009/06/12 これまで、情報セキュリティの分野において投資対効果を論じることはタブーとされてきた。その結果として管理策を導入していながら事故を起こしてしまうケースが続発しているのは、ご存じのとおりだろう。ここにきて、情報セキュリティの分野において“有効性”というキーワードが注目されるようになってきた。何のための情報セキュリティなのか、ローブライトコンサルティング 代表取締役 加藤道明氏が論じる。第15回は、なぜシステム障害が起きるのかについて考察する。
記事 IT戦略・IT投資・DX 情報の非対称性から派生する概念:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(7) 情報の非対称性から派生する概念:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(7) 2009/06/04 スティグラーの検索コストやアカロフのレモン市場など、いわゆる「情報経済学」の基礎的概念について、価格情報の不完全性と質的情報の非対称性を解説してきた。今回は、その締めくくりとして、「エージェンシー理論」や「期待効用仮説」など、いくつかの派生した概念を整理して、現実の問題を考えてみよう。
記事 IT戦略・IT投資・DX 「生き残りをかけてBIへの期待がさらに高まっている」ガートナー堀内氏が情報活用戦略のノウハウを提言 「生き残りをかけてBIへの期待がさらに高まっている」ガートナー堀内氏が情報活用戦略のノウハウを提言 2009/05/29 先行きの不透明感が拡がる現在の経済環境下で、いかに情報を資源化し、生き残りのための戦略的リソースとして活用していくかが問われている。ガートナージャパン主催の「ビジネス・インテリジェンス&情報活用サミット2009」では、ICTアドヴァイザーの視点から見た企業の情報活用のあり方がさまざまな角度から語られるとともに、企業パフォーマンス向上に向けた戦略的提言が行われた。
記事 IT戦略・IT投資・DX 不況下、企業のIT投資の実態は?真に有効なIT活用の羅針盤(後編)--野村総研 研究理事 淀川高喜氏 不況下、企業のIT投資の実態は?真に有効なIT活用の羅針盤(後編)--野村総研 研究理事 淀川高喜氏 2009/05/20 日本企業のIT活用の実態は「どう変化したのか」、そして今後、「どのように進展していくのか」。前編では、2009年度のIT投資状況は、「効果が出ると分かっていても、新規プロジェクトは中止」という厳しい見通しが明らかになった。後編ではさらにIT投資費用の適正化動向やCIOに求められる役割などについて、野村総合研究所 淀川高喜研究理事に伺った。
記事 IT戦略・IT投資・DX 【国内中堅中小企業IT投資】2011年までマイナス成長、2008年はITサービスのみかろうじてプラス成長を維持 【国内中堅中小企業IT投資】2011年までマイナス成長、2008年はITサービスのみかろうじてプラス成長を維持 2009/05/19 2009年の国内中堅中小企業IT市場規模は、3兆6,153億円で前年比マイナス5.3%の減少する見通しとなった。
記事 IT戦略・IT投資・DX 「逆選択」と「モラル・ハザード」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(6) 「逆選択」と「モラル・ハザード」:篠崎彰彦教授のインフォメーション・エコノミー(6) 2009/05/18 アカロフは中古車市場を取り上げて、取引される財・サービスの質的情報に非対称性があれば市場がうまく機能しないことを明らかにした。これをさらに詳しくみると、取引開始前の情報の非対称性から生じる問題(逆選択)と、取引開始後の情報の非対称性から生じる問題(モラル・ハザード)に整理できる。今回は、これらの概念を解説しながら、その解決方法とITの可能性を考えてみよう。
記事 IT戦略・IT投資・DX 不況下、企業のIT投資の実態は?真に有効なIT活用の羅針盤(前編) 不況下、企業のIT投資の実態は?真に有効なIT活用の羅針盤(前編) 2009/05/14 野村総合研究所は2003年から日本企業のIT活用の実態を把握するためのアンケート調査を毎年、継続的に実施している。第6回目の2008年調査は11月に行われたが、“100年に1度”と言われる金融不況による景気減退のなかで、企業のIT活用に対する考え方は従来にない顕著な兆候が示された。日本企業のIT活用の実態は「どう変化したのか」、そして今後、「どのように進展していくのか」。野村総合研究所が発行している「CIOハンドブック」の監修者でもあり、経営情報学会理事も勤める淀川高喜研究理事に伺った。