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- 2010/11/25 掲載
中国に拠点を展開する際の留意点:中堅・中小企業市場の解体新書(22)
中国側システムを日本側と同じにするか、個別に構築するか
ノークリサーチ シニアアナリスト 博士(工学)
早稲田大学大学院理工学研究科数理科学専攻卒業後、ジャストシステム、ソニーグローバルソリューションズ、ベンチャー企業などでIT製品及びビジネスの企画/開発/マネジメントに携わる。ノークリサーチでは多方面で培った経験を生かし、リサーチ/コンサル/執筆・講演など幅広い分野を担当。著書は「AdobeAIRの基本と実践」「クラウド大全(共著)」(日経BP刊)など。
中国展開におけるITの活用
以下のグラフは年商500億円未満の日本国内中堅中小企業に対して、「中国国内拠点のIT導入に取り組む際の依頼/相談の相手」を尋ねた結果である。同調査では、既に中国国内に拠点を持った上でビジネスを展開している企業と(以下、展開中の企業)、今後取り組みを予定している企業(以下、予定している企業)に分けて結果を集計している。展開中の企業は、それなりの試行錯誤を経て現在に至っているはずだ。そのため、予定している企業との結果の差異を探れば、中国国内拠点のIT導入における依頼/相談の相手を検討する際の留意点を見出すことができるという仮説が成り立つ。
それではこのグラフをもとに詳細をみていこう。
【次ページ】 中国展開におけるIT活用の留意点
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