記事 製造業界 日本製造業の勝ち筋は“光・量子”にある? 具体化するCPSプロジェクトが目指す現実解 日本製造業の勝ち筋は“光・量子”にある? 具体化するCPSプロジェクトが目指す現実解 2019/12/24 国家重点プログラムとして内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)の第二期課題「光・量子を活用したSociety 5.0実現化技術」公開シンポジウム2019が先ごろ開催された。パネルディスカッションでは「光・量子技術の研究と実装化された社会の姿について」をテーマに、日本が推進するSociety 5.0時代を支える光・量子技術の社会的なインパクトについて、本SIP課題のプログラムディレクターや業界の識者が熱い議論を交わした。日本が長年積み重ねてきた研究の成果が、いよいよ世界を揺らそうとしている。
記事 IoT・M2M・コネクティブ 日本は「IoTおむつ」でトップになれる? “35年は安泰”と言えるワケ 日本は「IoTおむつ」でトップになれる? “35年は安泰”と言えるワケ 2019/12/23 おむつの中がぬれたらセンサーが感知、無線通信を介して保護者や介護者に知らせ、取り替えを促し下半身の清潔を保つ「IoTおむつ」。すでに市販されている製品もある。IoT(モノのインターネット)の中でニーズ、市場性ともにあり、政府の「働き方改革」「少子化対策」の追い風もあって早く普及しそうだ。国内市場は、少子化で出生数が減っても高齢者の需要は右肩上がりが予想される。海外に目を向ければ、出生増が続くと見込める地域がある。ベビーテックかつ介護テックでもあるIoTおむつの研究開発競争で、いま世界の最前線にいるのが、日本である。
記事 製造業界 「業界をまたいだDXを」八子知礼氏に聞く、DX推進の次世代ビジネスモデルへの挑戦 「業界をまたいだDXを」八子知礼氏に聞く、DX推進の次世代ビジネスモデルへの挑戦 2019/12/23 ここ数年、IoTへの取り組みをはじめ、製造業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)への注目が高まる一方、プロジェクトがなかなかスタートできなかったり、PoCで終わったり、プロジェクトがとん挫したり、あるいはプロジェクトでの成果に疑問を投げかけられることも増えてきた。こうした状況に一手を打とうと立ち上がったのが、ウフル IoTイノベーションセンター長で、このたび「INDUSTRIAL-X(インダストリアル・エックス)」を立ち上げた八子知礼氏だ。八子氏にDXの現在地、そしてこれをどう変えていこうと考えているのか、話を聞いた。
記事 製造業界 世界で「CPS」ビジネス進行中、“新生”東芝が2030年に目指す姿とは 世界で「CPS」ビジネス進行中、“新生”東芝が2030年に目指す姿とは 2019/12/19 2018年から東芝は、デジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を中心に「世界有数のCPS(Cyber-Physical System)企業」を目指すと宣言し、さまざまな企業と共創しながら、新しい取り組みを進めている。先ごろ開催された「TOSHIBA OPEN INNOVATION FAIR2019」の基調講演に登壇した、同社 執行役専務 兼 東芝デジタルソリューションズ 取締役社長の錦織 弘信氏が“新生”東芝の現在、そして未来の姿を伝えた。
記事 製造業界 半導体のArmがプラットフォームビジネスに参入した理由 解決したかった課題は何か 半導体のArmがプラットフォームビジネスに参入した理由 解決したかった課題は何か 2019/12/17 半導体設計の大手ベンダーであるArm(アーム)。スマートフォンやタブレットに搭載される半導体のほとんどにその技術が使用され、ソフトバンクグループが2016年夏に320億ドルで買収したことで日本でも話題になった。現在、同社は半導体設計企業からIoT分野におけるプラットフォーマーへと変貌を遂げようとしている。なぜ、Armはプラットフォームビジネスを手掛けるようになったのか。そこに至る背景や同社のIoTプラットフォームの概要や特徴などを『デジタルファースト・ソサエティ』(日刊工業新聞社)を著した3名が解説する。
記事 製造業界 なぜ人々はMaaSに興味を持つのか? ニューヨーカーの35%が配車サービスを利用 なぜ人々はMaaSに興味を持つのか? ニューヨーカーの35%が配車サービスを利用 2019/12/16 自動車のテクノロジー活用といえば代表的なものが自動運転だが、ここへきてハードとしての自動車だけでなく、交通を1つのサービスとしてとらえ、クラウドやデータを駆使してモビリティ(移動)をシームレスにつなぐ「MaaS」(Mobility as a Service:サービスとしての移動)にも注目が集まる。自動車関係に特化したリサーチやコンサルティングを行うIHSマークイットのトム・デ・ボリシャワー氏とデビッド・トリパニー氏に、新たなモビリティ手段としてのMaaSと、自動運転技術の差別化のカギになるUXについて聞いた。
記事 製造業界 オムロンの製造業IoT、こだわりは「現場で使うAI」だ ライバルとも連携した理由 オムロンの製造業IoT、こだわりは「現場で使うAI」だ ライバルとも連携した理由 2019/12/13 オートメーションと計測の先端総合技術展「IIFES(アイアイフェス、Innovative Industry Fair for E x E Solutionsの略。旧:SCF/計測展TOKYO)2019」が2019年11月27-29日の日程で東京ビッグサイトで行われた。電機・計測産業を核とする産業界の展示会で、テーマは「日本発、MONODZUKURIが世界を加速する」。2019年は12月に行われる「2019国際ロボット展」とも連携しており、ロボット展に先立ち、多くの企業が最先端の自動化技術を出展した。中でも目立っていたのが「人と機械が協調する新しい生産ライン」を前面に押し出したオムロンブースである。各種技術をふんだんに、リアルなユースケースに近い状態を展示会で再現して紹介していた。本気を感じるインパクトある展示をレポートしておきたい。
記事 製造業界 詳説、これからの製造業に「プラットフォーム」が不可欠な理由 詳説、これからの製造業に「プラットフォーム」が不可欠な理由 2019/12/11 「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大なIT企業が世界市場で影響力を増しているが、製造業もその流れと無縁ではない。モノ/ヒトにセンサーやカメラを付けて集めたIoTデータを扱うプラットフォーム、「IoTプラットフォーム」に注目が集まっている。Siemens(シーメンス)の「MindSphere」、Arm(アーム)の「Pelion」、コマツの「LANDLOG」などが代表的な例だ。だがそもそもなぜ、IT産業だけではなく製造業にまでプラットフォームの波が来ているのか。産業用IoTプラットフォームが誕生した経緯と今後目指すべき方向について、『デジタルファースト・ソサエティ』(日刊工業新聞社)を著した3名が解説する。
記事 スマートフォン・携帯電話 2025年には普及率67%、「5Gスマホ」市場はこう動く 2025年には普及率67%、「5Gスマホ」市場はこう動く 2019/12/09 米国による華為技術(以下、ファーウェイ)の禁輸措置が続くなど、大きな変動を見せているスマートフォン市場。5Gの商用化が本格化している中で、同市場は今後どう変化していくのだろうか? 調査会社Counterpoint Technology Market Research(以下、カウンターポイント)のTom Kang氏が、2020年以降の市場予測やトレンドなどを解説する。
記事 製造業界 5G時代の到来で、自動車業界から「劇的に消える仕事」「生まれる仕事」 5G時代の到来で、自動車業界から「劇的に消える仕事」「生まれる仕事」 2019/12/05 次世代通信規格「5G」の登場により、さまざまな通信サービスが変革期を迎えると言われている。中でも、自動運転については大きな変化が予想されており、調査会社による「業界スタンダードを誰が主導するのか?」という質問に対する答えも2年前とは大幅に入れ替わった。5G時代の到来によって、自動車業界はどう変わるのか。スプリントが新たに始めたIoTサービス「キュリオシティ(Curiosity)」などから読み解いていこう。
記事 スマートフォン・携帯電話 「フォルダブル」スマホ/PC市場展望 アップル、サムスンら群雄割拠、次の勝者は? 「フォルダブル」スマホ/PC市場展望 アップル、サムスンら群雄割拠、次の勝者は? 2019/12/04 画面を折りたためる“フォルダブルスマホ”が注目を集めている。現状はかなり高価なためすぐに普及することはなさそうだが、インパクトは非常に大きく世間の関心を集めている。今後、フォルダブルスマホはどう普及していくのだろうか? ディスプレイサプライチェーンを対象とする調査・コンサルティング会社であるDSCC(Display Supply Chain Consultants) KoreaのアナリストであるCalvin Lee氏が、今後のフォルダブル市場の展望を語った。
記事 新規事業開発 YouTubeで話題「ASMR」とは? 大企業も参入する“魅力”に迫る YouTubeで話題「ASMR」とは? 大企業も参入する“魅力”に迫る 2019/12/03 若者を中心に、主にスマホで視聴し投稿している「動画」の世界は、今後も市場規模が右肩上がりで伸びていくと予測される。中でも注目トレンドは、さまざまな音を聞いて気持ちよさを感じる「ASMR(エーエスエムアール)」だ。人気の「カリスマASMRIST(アスマーリスト)」も出現している。日本では、音フェチ・快感系のコンテンツが主流で、大企業も参入しはじめた。今後はサウンドにビジュアルを追加して、「音で気持ちよくなる」から「音と視覚で気持ちよくなる」へ向かう流れとなるか?
記事 製造業界 インホイールモーターとは? 100年眠っていた技術が「EV時代の寵児」となり得るワケ インホイールモーターとは? 100年眠っていた技術が「EV時代の寵児」となり得るワケ 2019/11/29 エコカーに追い風が吹き、車輪に直結して駆動するタイプのインホイールモーターの世界市場は2019~2027年の8年間で10倍以上に拡大すると予測され、今後EV駆動方式のデファクト・スタンダードとなる可能性がある。その利点は弱点を補っても余りあるとも言われ、日産やトヨタはEV搭載車のプロトタイプを発表。インホイールモーターの開発競争にはベアリング、電子部品、タイヤ、重電といった異業種も続々と参入して、期待の次世代技術は熱気を帯びている。
記事 製造業界 「製造業のDX」をIVI理事長が解説、「モノからコトへ」実現のために今何をすべきか 「製造業のDX」をIVI理事長が解説、「モノからコトへ」実現のために今何をすべきか 2019/11/27 設立5年目を迎えた、一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)は2019年10月10日に「IVI公開シンポジウム2019 -Autumn-」を開催しました。前編では、慶応義塾大学 山中教授の講演の様子などを紹介しました。後編では、IVI 西岡 靖之 理事長(法政大学教授)の講演の様子をレポートします。同氏は「“モノからコトへ”とはどういうことか? ~デジタルトランスフォーメーション(DX)の正しい理解~」と題し、日本のDXがコンセプト止まりにならないためのDXの捉え方、今後製造業に求められるDXの取り組みなどを述べました。
記事 市場調査・リサーチ 【自動車市場レポート】迫り来る“冬の時代“、生産台数が戻るのは具体的にいつ? 【自動車市場レポート】迫り来る“冬の時代“、生産台数が戻るのは具体的にいつ? 2019/11/26 中国の景気後退から予測されていた自動車生産台数の減少傾向が、いよいよ深刻さを増してきた。これまでも不安視されてきた悪材料が、その影響力を強めているのが理由だ。生産台数の落ち込みはどこまで続くのか、また再び盛り上がるのはいつなのか。今後、世界の自動車市場のバランスはどう変わっていくのか。そして日本の自動車メーカーや関連企業はどう対応すべきなのか。IHSマークイットのシニアアナリスト濱田 理美氏が解説する。
記事 製造業界 従業員のために開発した“スーツに見える”作業着、取引先はなぜ欲しがった? 従業員のために開発した“スーツに見える”作業着、取引先はなぜ欲しがった? 2019/11/22 一見スーツにしか見えない作業着「ワークウェアスーツ」が、さまざまな業界のあらゆる職種で採用されている。元は、水道工事業のオアシスソリューションの作業者用ユニフォームで市販の予定はなかったが、デザイン性の高さが注目されて市販されることになった。汚れて当たり前の作業着を、あえてスーツスタイルにしたのはなぜか? 市販化に当たり設立されたオアシススタイルウェアの代表取締役 中村有沙氏に、誕生までの歩みや市販後の事業展開などについて話を聞いた。
記事 製造業界 慶応大 山中 直明教授が講演、自動運転&電力領域でいかにスマート化が進むか 慶応大 山中 直明教授が講演、自動運転&電力領域でいかにスマート化が進むか 2019/11/21 設立5年目を迎えた、一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ(IVI)は2019年10月10日に「IVI公開シンポジウム2019 – Autumn –」を開催しました。このシンポジウムのトピックスを取り上げ、2回に分けてレポートします。前編では、今回のシンポジウムの概要や、慶応義塾大学 山中 直明教授の講演の様子などをご紹介します。
記事 製造業界 中国でも?「若者のクルマ離れ」が示す、14億人の国で「若者が4割減る」恐怖とは… 中国でも?「若者のクルマ離れ」が示す、14億人の国で「若者が4割減る」恐怖とは… 2019/11/18 中国の新車販売台数が2018年に28年ぶりの前年割れを起こし、今も関係者に衝撃を与えている。中国の自動車市場は、常に右肩上がりで成長してきたが頭打ちになった状況だ。これが景気の一時的な低迷によるものであれば、回復することも期待できるが、事態は深刻だ。原因は長期トレンドに根差したものであると考えられ、指摘されている1つが、日本でも言われて久しい「若者のクルマ離れ」だ。そこには自動車産業だけの問題では済まない事情があるという。
記事 経営戦略 「健康になる家」ってどんな家? 積水ハウスらが狙う“医工連携”の商機 「健康になる家」ってどんな家? 積水ハウスらが狙う“医工連携”の商機 2019/11/07 医学と工学にまたがる産学連携を指す「医工連携」は、日本政府も補助金をつけて盛んに支援する分野である。対象には医療機器のほか非医療機器もあり、住宅などの建築も含まれる。2019年10月、大手住宅メーカーの積水ハウスはマサチューセッツ工科大学との提携を発表した。人口の高齢化に伴い、医工連携によるイノベーションを生み出そうという考えだ。しかし、医工連携によって医学的な効果が実証された住宅をすでに販売し、先行している住宅メーカーが群馬県にある。
記事 製造業界 中国製造業が世界を獲るこれだけの理由 ドローンにスマートスピーカー、ロボットも? 中国製造業が世界を獲るこれだけの理由 ドローンにスマートスピーカー、ロボットも? 2019/11/05 世界中で開発が進むロボット。その中でも特に目覚ましい躍進を見せているのが中国だ。ロボットを軸に中国製造業の今を切り取る本連載の第2回では、中国の経済発展の大きな流れを押さえた上で、ドローン、スマートスピーカー、そしてロボットといったハイテク市場で中国企業がいかにシェアを高めていっているのか考察する。
記事 製造業界 【図解】「データ分析プラットフォーム」とは? 導入を加速する“4つのアイデア” 【図解】「データ分析プラットフォーム」とは? 導入を加速する“4つのアイデア” 2019/11/01 工場の製造現場で収集したデータやITシステムに格納されたデータを一元的に集約し、横断的に分析することで新たな知見を得たり、製品の品質向上に役立てたりといった“機運”は高まっています。しかし、実際にデータ分析プラットフォームの構築を計画しても、机上だけでとん挫してしまうことも少なくありません。それはなぜなのでしょうか。今回は、製造業のQC(品質管理)領域に焦点を当て、データ分析プラットフォームの在り方について考えてみましょう。
記事 リーダーシップ “ノーベル化学賞”を支えた「旭化成」はどう誕生した?創業者・野口遵の人生とは “ノーベル化学賞”を支えた「旭化成」はどう誕生した?創業者・野口遵の人生とは 2019/10/23 1 2019年のノーベル化学賞は、リチウムイオン電池の開発に大きな貢献をした吉野彰氏(旭化成名誉フェロー)に授与されました。吉野氏を支えた「旭化成」の創業者で、一代で「日窒コンツェルン」を築き上げた野口遵(したがう)氏も吉野氏同様に、新規事業に挑み苦しみ、成功をつかみ取った人物です。一介の技術者から身を起こし、日本や朝鮮半島などを舞台に自ら発電設備を建設、多くの化学工業を興した「化学工業の父」の生涯をたどっていきます。
記事 製造業界 「バーチャル・シンガポール」「タイランド4.0」って何だ?ASEANで今起こっている変革 「バーチャル・シンガポール」「タイランド4.0」って何だ?ASEANで今起こっている変革 2019/10/21 第4次産業革命の取り組みは、主に欧米や東アジアで進められていると思われがちですが、昨今はASEAN(東南アジア諸国連合)でも積極的に進められています。今回は、ASEANにおける第4次産業革命の取り組みの例として、シンガポールとタイを取り上げます。
記事 その他ハードウェア 「ダイナミックマップ」の基礎解説、日本が自動運転の覇権を手にするためのカギ 「ダイナミックマップ」の基礎解説、日本が自動運転の覇権を手にするためのカギ 2019/10/18 1 AIの進展やセンサー技術の発達により、クルマの自動運転が期待を集めている。そんな中、さまざまな情報を集約したデジタル地図、「ダイナミックマップ」が自動運転のキーテクノロジーとして注目を集めている。国家プロジェクトとして進められているこの新技術は、“自動運転時代”の国内自動車メーカーの行く末を大きく左右する。本稿では、日本のダイナミックマップ戦略の中心であるダイナミックマップ基盤社の取材協力の下、その基礎知識を解説する。
記事 製造業界 踏んだのはアクセルかブレーキか?「EDR」があれば一発で分かる 踏んだのはアクセルかブレーキか?「EDR」があれば一発で分かる 2019/10/10 悪質なあおり運転ドライバーが逮捕され、そのドライブレコーダーの映像がインターネットをにぎわせる一方で、相変わらず、高齢者ドライバーによる悲惨な交通事故は後を絶たない。運転操作ミスによる交通事故の調査分析を重ね、対策を施すことが必要だが、この分野で日本は後れを取っている。正確な事故調査のために、米国では2012年から「EDR」(イベントデータレコーダー)という装置の設置が義務付けられているが、日本ではまだ普及の途中だ。一体何が普及の障害となっているのだろうか。
記事 システム開発ツール・開発言語 Disruptor 50(破壊的な50社)の分析で判明、イノベーションの「空白地帯」 Disruptor 50(破壊的な50社)の分析で判明、イノベーションの「空白地帯」 2019/10/08 皆さまは米CNBCが毎年発表している「Disruptor(破壊者) 50」をご存じだろうか? Grab、Indigo Ag、Rent the Runway、Lemonadeなど未上場のイノベーション企業50社のリストで、新たな事業を構想する上では“宝の山”と言える。筆者が所属するドリームインキュベータでは毎年、このDisruptor 50のリストを分析しており、この記事では「日本企業が事業創造を行う上で、Disruptorたちのどこに学ぶべきか」をテーマに、本リストを紹介したい。
記事 製造業界 日野自動車は2000万コスト削減、製造業のインドアポジショニング(屋内測位技術)活用 日野自動車は2000万コスト削減、製造業のインドアポジショニング(屋内測位技術)活用 2019/10/07 GPSが使えない屋内で、人やモノの位置をどうやって把握するのか。「インドアポジショニング」(屋内測位技術)のニーズは非常に高い。製造業やサービス業で活用が始まった屋内測位は、具体的に現場でどんな価値を生み出しているのか。
記事 地方自治体・地方創生・地域経済 10年で売上6割減…衰退した市場から生まれた「陶磁器イノベーション」 10年で売上6割減…衰退した市場から生まれた「陶磁器イノベーション」 2019/10/04 10月4日は「陶器の日」。日本の陶磁器「やきもの」は、実は重大な危機に直面している。日用陶磁器の国内生産額は10年余りで6割以上も減少し、金額ベースで中国などからの輸入品にたびたび追い越されるありさまだ。それに危機感を抱いた産地の人たちは、いいものをつくろう、新しい用途や販路を開拓しようと伝統工芸に最新の科学技術を取り入れ始めた。「ハイテク陶磁器」の波がいま、全国に広がっている。
記事 製造業界 関係者が「現実離れしている」と嘆くクルマの燃費規制、新たなエンジンの可能性は? 関係者が「現実離れしている」と嘆くクルマの燃費規制、新たなエンジンの可能性は? 2019/09/18 経済産業省と国土交通省は、2030年度までに燃費を3割以上改善することを自動車メーカーに義務付ける、新たな燃費規制の案をまとめた。そこでは、2030年に電気自動車の割合を全体の2~3割に高める目標を掲げている。しかし、自動車メーカーにとって、この目標は非常に高いハードルだ。その達成にはどのような手段が考えられ、それによってクルマがどう変わっていくのかを整理した。
記事 製造業界 “売って終わり”はもうムリ、IoT時代の製造業が「アフターサービス」を成功させるには “売って終わり”はもうムリ、IoT時代の製造業が「アフターサービス」を成功させるには 2019/09/17 IoT時代の製造業は、モノが利用者に渡った時から利用者との対話が始まり、新たなビジネスが始まります。従来は分からなかった納入後の「使われ方」を的確に把握して提供者側が能動的に行動を起こすことにより、顧客満足度を高めることができます。しかし、PoCでは十分なサービス加入者数を確保できる見通しが立たず、商用サービス化を断念するケースも見られます。アフターサービス領域のIoTで効果をあげる製品にはいくつかの特徴や条件がありそうです。今回は業界や筆者の周辺の事例を俯瞰(ふかん)した中から、考慮すべき点を挙げてみます。