記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 狙われる製造現場、制御システムのセキュリティ対策とは? 狙われる製造現場、制御システムのセキュリティ対策とは? 2019/02/18 IoTの導入により、工場にある制御コントローラやPCがサイバー攻撃を受け、生産ラインがストップしたり、重要インフラが被害を受けるなどのリスクが高まっている。制御システムへの攻撃は、二次被害や三次被害へと飛び火するため、深刻な問題になりやすい。そこで、東芝デジタルソリューションズ ソフトウェア技師長 天野隆氏と、東陽テクニカ セキュリティ&ラボカンパニー OTセキュリティ・ビジネス・ユニット 畑山景介氏に、次世代のOT(OT:Operational Technology)セキュリティ対策について話を聞いた。
記事 クラウド なぜ「不毛なクラウド議論」がなくならない? 論外なIT部門7つの特徴 なぜ「不毛なクラウド議論」がなくならない? 論外なIT部門7つの特徴 2019/02/12 クラウドコンピューティングが登場して20年近くが経過し、ようやくクラウド利用が当たり前になった。調査会社ガートナージャパンのハイプ・サイクル2018年版でも、市場浸透が始める啓蒙活動期にクラウドは位置付けられている。だが、ガートナージャパンに寄せられる相談や質問の中に、クラウド利用のメリットなど初期段階の議論と思えるものが少なくない。同社で最上級アナリストを務める亦賀忠明氏は、そんな日本企業のIT部門に改善策を提案する。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 【独占取材】元 工場経営者が激白、中国の日系工場でいま起きている“ゆがみ” 【独占取材】元 工場経営者が激白、中国の日系工場でいま起きている“ゆがみ” 2019/02/07 「工場」から巨大な「市場」へと、中国の世界経済における位置づけが変わったが、実際には、今もなお中国を「工場」とし、製造拠点を置く日系企業もある。だがその一方で、春節を前に工場の閉鎖が相次いでいるとの報道もあった。中国の製造の現場では、いったいどんなことが起きているのか。課題は何か。日系の工場に未来はあるのか。日系電機メーカー工場の元 総経理(経営者)が2015年から約1000日の経営で経験した「日系工場の日々」とは――。匿名を条件に赤裸々に語った。
記事 製造業界 CPSをコアに、「東芝IoTリファレンスアーキテクチャー」はどのようなものか CPSをコアに、「東芝IoTリファレンスアーキテクチャー」はどのようなものか 2019/02/07 筆者が勤務する東芝グループは、2018年11月に公表した会社変革計画「東芝Nextプラン」の中で、技術戦略の核をCPS(Cyber-Physical Systems)と位置付けることを発表しました。140年超にわたり製造分野で培ってきたフィジカル技術と、産業分野のデジタル化で培ったIoTやAIなどのサイバー技術とを融合させることで、各事業領域の高付加価値化や新たな価値創出を実現し、お客さまや社会のデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)を推進しようというものです。この技術戦略を支える標準化されたIoTアーキテクチャーとして「東芝IoTリファレンスアーキテクチャー(Toshiba IoT Reference Architecture)」を策定しました。
記事 製造業界 ウーバー、ダイムラー、BMWらが参戦、自動運転活用のライドシェア戦争 ウーバー、ダイムラー、BMWらが参戦、自動運転活用のライドシェア戦争 2019/02/07 毎年1月に開催されるCESは、世界最大の家電ショーである同時に、今やその展示の5分の1を自動車関連が占める。ここで車を発表し、世界デビューさせるメーカーも増え、世界最大のオートショーと化した感がある。自動車関連と言ってもさまざまな分野があるが、やはりここ数年話題の中心となっているのが自動運転技術とライドシェアだ。今回はウーバー、リフト、ダイムラー、BMWの最新動向をお伝えする。
記事 AI・生成AI マイクロソフトに見るIoTの全体像、企業はどんな“視点”で取り組むべきか マイクロソフトに見るIoTの全体像、企業はどんな“視点”で取り組むべきか 2019/02/06 本連載では、ITトレンドから毎回ホットなキーワードを取り上げ、その最新動向とともに筆者なりのインサイト(洞察)や見解を述べたい。第8回の取り上げるキーワードは、あらゆるモノがネットにつながる「IoT(Internet of Things)」。マイクロソフトの事業に見るIoTの全体像と、企業はどう対処すればよいかについて考察したい。
記事 デジタルマーケティング総論 製造業は「セールステック」で差をつけろ、米企業を圧倒的に自動化した「3つの技術」 製造業は「セールステック」で差をつけろ、米企業を圧倒的に自動化した「3つの技術」 2019/02/06 前々回、前回と日本製造業の新たな「カイゼン」の可能性について説明してきた。実際、国内外におけるFA化(生産現場の自動化)は急速に進行している一方で、開発・製造・販売のうち「営業現場の自動化」はまったく進んでいないのが現状である。いまだにFAXでの見積もり・注文のやり取りも多く、自動化以前に効率化が進んでいない。このような日本の現状に対して、近年米国の製造業ではデジタルによる「営業現場の自動化」が進行している。今回は米国のトレンドを3つ紹介する。
記事 製造業界 5年で3倍のセンサー市場 最前線、未来のクルマはどんなデータを収集するのか 5年で3倍のセンサー市場 最前線、未来のクルマはどんなデータを収集するのか 2019/02/05 実用化に向けた取り組みが世界各地で進められている自動車の自動運転。その構成要素として大事なのが、各種センサーだ。自車位置や周辺情報を正確に把握するためのセンシング技術は、次世代型自動車にとって必要不可欠なものだ。その技術的な進化が進む一方で、規模の拡大が予想される市場を巡って開発企業の競争が激化している。「CES2019」出展企業の中から特に注目すべき企業を紹介する。
記事 経営戦略 キーエンスはなぜこんなにも強いのか、営業利益率55%を叩き出す「カイゼン」とは? キーエンスはなぜこんなにも強いのか、営業利益率55%を叩き出す「カイゼン」とは? 2019/02/01 日本の現状を踏まえ、前回は営業/マーケティング現場のカイゼン――「カイゼン2.0」時代が来ると述べた。その「カイゼン2.0時代」の旗手、オピニオンリーダーとなるのがキーエンスであると筆者は考える。キーエンスはデジタル化で圧倒的な実績を積み上げ、「営業現場の自動化」に最も近い日本メーカーだ。圧倒的な営業利益率や平均年収で注目を集める同社は、なぜそんなに強いのか。筆者が独自に行った取材をもとに、キーエンスの内情をえぐった。
記事 製造業界 「車が売れない」時代到来、燃え上がる“コネクテッド”競争 「車が売れない」時代到来、燃え上がる“コネクテッド”競争 2019/01/31 自動車、特に乗用車が売れない時代だといわれる。オートモティブニュースによると、米国の2018年の新車販売は前年比で微増したものの、販売数が増えたのはSUV(多目的スポーツ車)やクロスオーバー、ピックアップトラックのみで、乗用車は3割近い下落を見せている。もはや「新しい車をデザインして売る」というビジネスモデルは成り立たなくなった。自動車メーカーが将来の成長を目指すために取り組むべきこととは一体何だろうか?
記事 経営戦略 2019年にテクノロジーが「国家主義の武器」になる、これだけの理由 2019年にテクノロジーが「国家主義の武器」になる、これだけの理由 2019/01/29 昨年の年初、「2018年は、米中テクノロジー対決の構図が鮮明化する年になる」と予測したが、まさにその通りの1年になった。今年は、普遍的で開放的でグローバル化を促進する要因であったテクノロジーが、逆に国家主義や民族主義に奉仕する閉鎖的でローカルな「軍事的武器」へと変質してゆくだろう。米中テック戦争でテクノロジーにまつわる製品やサービス、人材の自由な往来や取引を阻む「壁」が築かれる中、2019年に世界へもたらされる「パラダイムシフト」とは何なのか。
記事 製造業界 トヨタ式カイゼンは次世代へ、これから国内製造業が目指すべき企業はあそこだ トヨタ式カイゼンは次世代へ、これから国内製造業が目指すべき企業はあそこだ 2019/01/29 今、日本の製造業を取り巻く環境が大きく変化している。長く続いてきたトヨタ式カイゼンの時代から、次の時代へとシフトしつつある。そこでキーとなるのが、デジタルマーケティングの文脈で多く語られるものの決して進行しているとは言えない「営業現場の自動化」だ。なぜ今営業現場の自動化が求められているのか。その理由を日本の製造業に今訪れている3つの潮流から解説し、筆者が考える“カイゼン2.0”時代のオピニオンリーダーの名を挙げる。
記事 製造業界 ルノー新体制発表で、日産の経営陣が晒した「弱点」 ルノー新体制発表で、日産の経営陣が晒した「弱点」 2019/01/28 逮捕後もルノー会長に残留していたカルロス・ゴーン氏が会長職からの退任を決めたことで、ルノーと日産の協議が本格化することになった。日産はこれまでかたくなに株主総会の開催要求を退けてきたが、ゴーン氏が退任したことで、一転して総会の開催要求に応じることになった。日産の態度急変は、同社経営陣にとって、統合に舵を切ったゴーン氏の排除と現状維持が最優先事項だったことを如実に示しているが、これは今後のルノーとの交渉において不利な材料となるだろう。
記事 製造業界 エッジコンピューティングとは何か? IoTの関連事例や課題、市場動向まとめ エッジコンピューティングとは何か? IoTの関連事例や課題、市場動向まとめ 2019/01/25 あらゆるモノやコトがインターネットにつながるIoT(Internet of Things)時代が到来し、膨大なデータ量が流通することで、従来のクラウドコンピューティングでデータを集約・処理するだけではなく、利用者に近いエリアのエッジ側でデータを処理する「エッジコンピューティング」に注目が集まっている。では、エッジコンピューティングは我々にどのようなメリットをもたらすのだろうか。その背景を紐解いてみよう。
記事 ウェアラブル 【CES2019現地レポ】IDCが予言、スマートウォッチはあの業界がヤバい 【CES2019現地レポ】IDCが予言、スマートウォッチはあの業界がヤバい 2019/01/25 スマートウォッチに代表されるウェアラブルは、今年飛躍が期待される製品のひとつだ。CTA(Consumer Technology Association)によると、2019年のスマートウォッチ市場は売り上げが47億ドル(前年比19%増)と予想されており、ニューテクノロジーとしてはストリーミングサービスに続いて高い数字となっている。成長の鍵となるのは顧客がこのデバイスをどう利用するのかということと、それに合わせたアプリの提供となりそうだ。
記事 ブロックチェーン・Web3 元トヨタ研究所CFOが語る「ブロックチェーンがウーバーを消す」未来 元トヨタ研究所CFOが語る「ブロックチェーンがウーバーを消す」未来 2019/01/23 今や仮想通貨だけではなくさまざまな分野に進出しているブロックチェーン技術。トランザクションの細分化によるスピードアップと安全性の構築はビジネス界から注目を集めるが、自動運転時代の自動車技術にもこの技術の採用を目指す動きが見られる。今年のCESでは、トヨタで先進開発を担うトヨタ・リサーチ・インスティテュート(TRI)の元CFOで、現在はMOBI (Mobility Open Blockchain Technologies)のCEOを務めるクリス・バリンジャー氏が登壇。自動車業界でのブロックチェーン活用の可能性を語った。
記事 製造業界 【CES2019現地レポ】家電メーカーの自動運転進出で、なぜ「OS開発」なのか 【CES2019現地レポ】家電メーカーの自動運転進出で、なぜ「OS開発」なのか 2019/01/21 ラスベガスで開催された「CES 2019」では、最初の基調演説を行うなど、存在感を示していた韓国のLGエレクトロニクス。基調演説では、家電メーカーという枠組みを超え、ロボティクスからAI、IoTとさまざまな話題を提供したが、中でも注目されたのが今後のIoTや自動車とスマートホームの連携などをスムーズにする次世代webOSの開発戦略だ。そのパートナーに選ばれた企業のひとつが、ソフトバンクのロボット「Pepper」にも技術提供を行うLuxoft社だった。
記事 ID・アクセス管理・認証 【事例】ヤマハ発動機は、クラウド化したサーバの「特権ID管理」をどう刷新したか? 【事例】ヤマハ発動機は、クラウド化したサーバの「特権ID管理」をどう刷新したか? 2019/01/17 二輪車やボート・船外機、産業用ロボットなど、多様な事業を展開するヤマハ発動機。同社ではBCP対策をきっかけにクラウドの利用が増える中で、特権ID管理を始めとするITインフラ統制をどのように継続していくかが課題だった。今後も進化していくITシステムのデザインを阻害しないために、同社が選んだ特権ID管理ソリューションとは?
記事 クラウド 「日本ではただの金庫番」、海外のCFOがデジタル化をけん引できるワケ 「日本ではただの金庫番」、海外のCFOがデジタル化をけん引できるワケ 2019/01/17 アクセンチュアの調査によると、海外ではCFOの役割が「企業価値創出のプロデューサー」へと変化しているという。 海外のCFOがデジタル投資を指揮する一方、日本のCFOは金庫番にとどまっている。この両者を分かつものは一体何だろうか。
記事 リーダーシップ 松下幸之助が示した「成功の法則」、パナソニックは“たった2畳の工場”から始まった 松下幸之助が示した「成功の法則」、パナソニックは“たった2畳の工場”から始まった 2019/01/16 エトスコンサルティングオフィス 営業部 飯塚忠史 “たった2畳の工場”について具体的な展開がなかったのは残念でした。興味があるので調べてみます。
記事 製造業界 現場の「見える化だけでは終わらない問題」をどう解決すべきか 現場の「見える化だけでは終わらない問題」をどう解決すべきか 2019/01/11 愛知県碧南市にある、自動車部品の製造などを手掛ける中堅製造業者の旭鉄工。前編では同社が開発した「製造ライン遠隔モニタリングサービス」のきっかけと成果、i Smart Technologiesの設立、サービス導入実績について触れました。今回は後編として新しい取り組みに挑戦する同社の海外展開や今後の展望について、旭鉄工 代表取締役社長 兼 i Smart Technologies 代表取締役社長の木村哲也氏と同CTO(Chief Technical Officer)である今井武晃氏にお聞きした内容を紹介します。
記事 製造業界 デジタルツインとは何か? 最新事例から読み解く、取り組むメリット デジタルツインとは何か? 最新事例から読み解く、取り組むメリット 2019/01/09 製品や製造プロセスでのデータを収集し、サイバー空間上に同様の状況を作り出す「デジタルツイン」。ガートナーが発表した「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2018年」では、「過度な期待のピーク期」に位置し、今後さらなる事例の蓄積と、用途の洗練が進んでいくと見込まれる。デジタルツインの定義や背景、実際の事例を解説する。
記事 製造業界 旭鉄工が自社で「現場の見える化ソリューション」を開発したワケ 旭鉄工が自社で「現場の見える化ソリューション」を開発したワケ 2019/01/09 愛知県碧南市に本社を構え、自動車部品の製造などを手掛ける旭鉄工は、低価格な生産見える化ツールを自社開発し、生産能力を大幅に向上しました。2016年には、この生産見える化ツールをパッケージ化。「製造ライン遠隔モニタリングサービス」として外部提供するi Smart Technologieを設立しました。製造企業である旭鉄工がなぜITツールを開発し、なぜ外販するに至ったのでしょうか。旭鉄工 代表取締役社長 兼 i Smart Technologies 代表取締役社長の木村哲也氏と同CTO(Chief Technical Officer)である今井武晃氏にお話をお聞きしました。
記事 経営戦略 【2019GAFA展望】変容の[G](グーグル)、対立が激化する中、自動運転が希望に 【2019GAFA展望】変容の[G](グーグル)、対立が激化する中、自動運転が希望に 2019/01/08 頭文字をとってGAFAとも呼ばれる米テクノロジー大手4社のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンにとり、2018年は社会やユーザーとのつながりにおいて「激動」「転換点」と形容することがふさわしい1年であった。このうちグーグル(親会社アルファベットグループの動きも含む)については、(1)クラウドとAIの躍進、(2)信頼問題、(3)社内紛争や企業倫理の課題、(4)自動運転車開発の好調、などが盛んに報じられた1年だった。2019年は先行するAIと自動運転分野での開発がさらに進み、これらの分野で競合との差が意識されるようになるだろう。
記事 製造業界 【2019GAFA展望】凋落の[A](アップル)、さらばジョブズの遺産たち 【2019GAFA展望】凋落の[A](アップル)、さらばジョブズの遺産たち 2019/01/07 アップルにとって2018年は、トランプ大統領の大型企業減税により500億ドル分の節税という巨額の「ボーナス」で大いに潤っただけでなく、米史上初の時価総額1兆ドル超えの偉業を達成した年でもあった。一方、主力のiPhone販売の減速、ハードウェア企業からサービスプロバイダーへの軸足移行の加速など質的な変化が明らかになった1年だった。また、米中貿易戦争の勃発による「中国というアキレス腱」は、大きく同社の命運を左右する。アップルは2019年にどのような方向に進むのか。
記事 製造業界 車のサブスクリプションは失敗に終わる? 実際はコスト増の「罠」も 車のサブスクリプションは失敗に終わる? 実際はコスト増の「罠」も 2019/01/07 米国では車の所有方法が急激に変わりつつある。サブスクリプション、と呼ばれる月々定額を支払い、その期間中は車を交換することも可能、というシステムが複数のメーカーに採用されているためだ。新しい車の所有方法として注目される一方、このようなシステムは失敗に終わる、との予想もある。サブスクリプションは定着するのか。筆者も実際に体験してみた。
記事 製造業界 物流の「ラストマイル戦争」が加速、VWが新しい電動自転車を投入するワケ 物流の「ラストマイル戦争」が加速、VWが新しい電動自転車を投入するワケ 2018/12/27 かつてオートショーとは新しいデザインや性能を持つ車を発表したり、未来のコンセプトカーなどを提示する場所だった。しかし現在のオートショーは自動運転やIoTの導入を見据えての交通システム全体のソリューションを提案する場になりつつある。今年のロサンゼルスオートショーでは、フォルクスワーゲン(以下、VW)が電動自転車を発表。その背景には、UPS、フェデックスなどがしのぎを削るラストマイルソリューション戦争があった。
記事 運輸業・郵便業 2018年のロボット業界まとめ、13分野70社超の事例から今後の潮流をつかむ 2018年のロボット業界まとめ、13分野70社超の事例から今後の潮流をつかむ 2018/12/27 最近になりロボットブームはいったん落ち着いたという人もいるし、どんどん活発になっていると見ている人もいる。筆者は後者の立場だが、前者の見方もわからなくはない。取りあえずロボットを入れてみようといった、浮ついた感じが減ってきたといったところなのかもしれない。現実として、生産現場はもちろん非製造業分野においてもロボットの活用は増加しているし、大企業においても中小企業においても「使える」ロボットを求める声や、単なる既存機材や人の置き換えではなく現場全体を変革する一部としてロボットを入れる、あるいは「ロボットを使う」前提で現場を見直す動きは広がりつつあると感じている。2018年のロボットシーンを振り返っておこう。
記事 流通・小売業界 【2019GAFA展望】進撃の[A](アマゾン)、いよいよ広告や製造にも巨人が踏み出した 【2019GAFA展望】進撃の[A](アマゾン)、いよいよ広告や製造にも巨人が踏み出した 2018/12/26 頭文字をとってGAFAとも呼ばれる米テクノロジー大手4社のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンにとり、2018年は社会やユーザーとのつながりにおいて「激動」「転換点」と形容することがふさわしい1年であった。そのうち、巨人アマゾンにとって2018年のキーワードであった「広告とクラウド」「製造業」「批判の高まり」を中心に振り返り、同社の2019年を占う。
記事 ERP・基幹システム マイクロソフト×コベルコシステム対談:日本企業のシステムに迫る「時間切れ」 マイクロソフト×コベルコシステム対談:日本企業のシステムに迫る「時間切れ」 2018/12/26 今、日本企業が世界に訪れたDX(デジタル・トランスフォーメーション)の波に取り残されている。事業面・システム面ともに日本企業にはさまざまな課題があり、その課題の核となるのがERPをはじめとする基幹システムだ。日本マイクロソフトのビジネスアプリケーション製品担当の大谷 健氏と斎藤 広一氏、企業のERP導入を数多く手がけるコベルコシステムのマネージャー井関 健一氏が、これから避けては通れない日本企業の課題について議論した。