記事 ロボティクス 5G×自動運転で何ができる?V2Xの具体的ユースケースで占う未来 5G×自動運転で何ができる?V2Xの具体的ユースケースで占う未来 2019/04/16 総務省が5G(第5世代移動体通信システム)用にNTTドコモ、KDDIと沖縄セルラー電話、ソフトバンク、楽天モバイルに電波帯域を割り当て、2020年内に商用通信サービスを開始する見通しとなった。さらに一般向けには2023年頃の導入が見込まれている。5Gが導入されることにより、自動運転はどう変化するのか、さらに新しいユースケースの可能性は考えられるのか。
記事 ロボティクス チーフ「ロボット」オフィサー(CRO)が企業に不可欠になってきた事情 チーフ「ロボット」オフィサー(CRO)が企業に不可欠になってきた事情 2019/04/10 ロボティクス、AIなどが業務に導入されるにしたがって、CRO(Chief Robotics Officer)というポジションを設置する企業が増えてきた。CROは業務のオートメーション化全般に責任を持つ一方、オートメーションに必要な資金管理も担当する。つまり、どの業務にどのようなロボットやAIを導入し、それをどう使いこなすのかもCROの裁量に関わる。米国ではCROサミットという会議も開かれており、CROのさまざまな課題や今後が熱心に議論されている。
記事 製造業界 ガラパゴス化する日産、グローバル化するトヨタ ガラパゴス化する日産、グローバル化するトヨタ 2019/04/09 日産自動車のガバナンスについて検討してきた「ガバナンス改善特別委員会」が、カルロス・ゴーン前会長の辞任以来、空席が続いていた会長職を廃止するよう提言する報告書をまとめた。権限集中による不正行為を防ぐためというのがその理由だが、「会長がルノーから派遣されることを避けたい」という意図があることは明白である。資本構成の見直しを行わず、名目上の役職だけを変えるというのは、典型的な日本型企業のやり方といって良いだろう。
記事 クラウド デルが「実はシャドーITはデジタル化をけん引している」と主張する根拠 デルが「実はシャドーITはデジタル化をけん引している」と主張する根拠 2019/04/09 「シャドーIT(事業部門がIT部門に断りなしにIT予算を自ら獲得しIT化に取り組むこと)がデジタル化を推進する」。米デルテクノロジーズの日本法人がこのほど実施した日本の中堅・中小企業(SMB)におけるIT投資動向調査から、こんなIT活用の実態が見えてきたという。背景には、1000人以下のSMBにIT人材確保の難しさがある一方、利用部門のITスキルの高い人材がデジタル活用へと動き始めたことがある。セキュリティなどのリスクが高まる危険性があるシャドーITが、デジタルを推進するのは皮肉にも思える。そのシャドーITの予算がクラウドや仮想化、デジタル化をけん引し、年率40%で増加している。デルの調査から、IT化に取り組むSMBの姿が見えてきた。
記事 製造業界 【半導体市場レポート】米中対立の影響が「今後もずっと続く」ワケ 【半導体市場レポート】米中対立の影響が「今後もずっと続く」ワケ 2019/04/08 米中の貿易戦争が深刻化しています。関税の問題はいずれ収斂する可能性が高いですが、米中のテクノロジー戦争は軍事にも関わるため、今後、長期にわたって対立が続いていくとみています。ここでは米中対立のゆくえが、半導体をはじめとしたエレクトロニクス産業に与える影響について、IHSマークイットの調査結果に基づいて解説していきます。
記事 製造業界 岡田淳弁護士が語る「知財・データ戦略とプラットフォーム活用」 岡田淳弁護士が語る「知財・データ戦略とプラットフォーム活用」 2019/04/08 今、データ活用を巡って、ルールを整備する動きが活発化しています。個人情報やプライバシー情報など、保護するべきものは適切なルールで規制する一方で、利活用のために規制緩和をする動きも進展しています。こうしたデジタル戦略において欠かせない知財・データを巡る状況について、一般社団法人インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ主催「IVIシンポジウム2019 -Spring-」で講演した岡田淳弁護士の講演の模様をお伝えします。
記事 製造業界 日欧が合意の自動ブレーキ「義務化」、高齢ドライバーのサイフは狙えるか? 日欧が合意の自動ブレーキ「義務化」、高齢ドライバーのサイフは狙えるか? 2019/04/04 「ぶつからないクルマ」のキャッチコピーで認知度を高め、ユーザーの関心を集めることに成功した衝突被害軽減ブレーキは、その他の機能も含めた自動ブレーキとして搭載車両を拡大させている。さらに、日欧の自動車市場で販売されるクルマに自動ブレーキの装着が“義務化”されることになった。これにより、運転支援システムの普及はさらに進むことになるのか。それによって社会はどう変わっていくのか。日本の自動車業界がまた経済を活性化できるきっかけになるかもしれない。
記事 製造業界 オムロン、PHC、NEC、パナソニックらが激論、IoTは本当に必要なのか オムロン、PHC、NEC、パナソニックらが激論、IoTは本当に必要なのか 2019/04/04 IoT、インダストリー4.0などのキーワードが世間を騒がすが、生産技術者の間では「昔から現場でIoTをやっていた」といった冷めた声も聞かれる。いま本当に現場に求められる技術とは何なのか。先ごろ開催された「Manufacturing Japan Summit 2019」において「IT技術・自動化との共存へ踏み出す 」をテーマに、PHC、オムロン、NEC プラットフォームズの責任者が本音を語りあった。モデレーターはパナソニックの中谷光男氏が務めた。
記事 製造業界 EV化で自動車業界はどう変わる? 部品メーカーが取るべき戦略とは EV化で自動車業界はどう変わる? 部品メーカーが取るべき戦略とは 2019/04/03 自動車業界に電動化の波が押し寄せている。部品点数が大幅に減る一方で、参入するプレイヤーが増える中、従来の自動車メーカーと、それを支える部品サプライヤーはどのような戦略を描けば良いのだろうか。車両のEV化やPHV化に必要な部品類やサプライチェーンを専門に調査しているIHSマークイットのプリンシパルリサーチアナリスト 安宅広史氏に自動車部品市場の現状とその見通しを聞いた。
記事 製造業界 高まる「AI兵器」開発競争、そのミサイルの引き金はヒトが引くべきか? 高まる「AI兵器」開発競争、そのミサイルの引き金はヒトが引くべきか? 2019/03/27 米国で今、AIを使用して「自動的に敵を感知、攻撃する」兵器の開発が進められている。国防総省では以前からAI技術者の雇用に積極的だったが、ついに完全自律型の兵器に適用される時代が来ようとしている。世界では26の国がこうした自動兵器の運用を禁じているが、米国が一歩踏み出すことで世界の軍事バランスが大きく変化する可能性もある。
記事 プリンタ・複合機 金属3Dプリンタの衝撃、なぜGEは航空機のエンジン部品を量産したのか 金属3Dプリンタの衝撃、なぜGEは航空機のエンジン部品を量産したのか 2019/03/25 発明王トーマス・エジソンが創業に携わったゼネラル・エレクトリック(以下、GE)。同社は今、金属3Dプリンタで新たな製造の世界を切り拓こうとしている。GE アディティブ 日本統括責任者 トーマス・パン氏が金属3Dプリンタの最新動向と同社の取り組みを解説した。
記事 クラウド アビーム 岩澤俊典 社長に聞く、外資に負けない「日本流デジタルシフト」戦略とは アビーム 岩澤俊典 社長に聞く、外資に負けない「日本流デジタルシフト」戦略とは 2019/03/18 「自動車における『CASE』のような大変革があらゆる産業に迫ってくる」。従業員約5500人を擁するアビームコンサルティングの岩澤俊典社長はこう確信し、日本企業のデジタル・シフトを支援する。デジタル化の波に乗り遅れている日本企業は少なくないとの見方に対し、岩澤氏は「危機感が強い経営者が多く、トップ自ら現場にデジタル化を指示している」と反論する。
記事 製造業界 ソニー創業者・井深大は「東芝のモルモット」批判にどう応えたのか ソニー創業者・井深大は「東芝のモルモット」批判にどう応えたのか 2019/03/12 戦後に躍進を遂げた大企業の代表と言えばかつてはソニーとホンダの2社を挙げることが一般的でした。もちろん今や両社とも堂々たる世界企業ですが、中でもソニーはアップルの創業者スティーブ・ジョブズさえも尊敬の念を持って見つめていた企業です。1946年、わずか20数名でスタートしたソニーはいかにして世界企業に昇りつめたのでしょうか。ソニー2人の創業者のうち天才技術者と呼ばれた井深大氏を中心に同社の歴史を見ていきます。
記事 5G・6G 5Gは本当に「夢の技術」か? メディアが語らない“暗い未来”の真実 5Gは本当に「夢の技術」か? メディアが語らない“暗い未来”の真実 2019/03/11 昨年末から世界中を騒がせた中国ファーウェイ(華為技術)のCFO、孟晩舟氏がカナダで拘束され、米国への身柄引き渡しがカナダ司法省によって許可された事件。この問題の根底にあるのは、ファーウェイがリードする5Gネットワークに対する米国の警戒感だ。体感ベースで、現在の4G通信のおよそ100倍になるとされる5Gは、各業界から夢の技術と呼ばれているが、果たして本当のところはどうなのだろうか。また、日本は5G先進国になりえるのだろうか。
記事 IT戦略・IT投資・DX JFEスチール対談:実は「攻め」と「守り」のハイブリッドこそが変革の核心 JFEスチール対談:実は「攻め」と「守り」のハイブリッドこそが変革の核心 2019/03/08 デジタル技術を活用し、新たなビジネス価値を創出するデジタル・トランスフォーメーション(DX)は、業界、企業規模を問わず、あらゆる企業にとっての経営課題となっている。DX時代に求められるレガシーシステムの移行、ITインフラや運用管理、IT部門の役割とは何か? 経産省と東証による「攻めのIT経営銘柄」に4年連続で選定され、DXに積極的に取り組むJFEスチールの新田 哲氏と、日本アイ・ビー・エム(IBM)の渡辺 公成氏に聞いた。
記事 製造業界 自動車「CASE」の最新動向、「商用車が乗用車を逆転する」未来にどう備えるべきか 自動車「CASE」の最新動向、「商用車が乗用車を逆転する」未来にどう備えるべきか 2019/03/05 自動車業界全体が「CASE」(Connected、Autonomous、Sharing & Services、Electrification)の大波にさらされている。PwCコンサルティングによると、一般消費者が自家用車を持たなくなり、商用車が提供するサービスを利用することが増えるため、2030年には「商用車の出荷台数が増えて、乗用車を逆転する」という。こうした中で自動車メーカーはどう動くべきなのか。PwCコンサルティングのパートナーで、自動車・商用車サービスリーダーを務める早瀬慶氏が解説した。
記事 ワークスタイル・在宅勤務 ドイツ「労働4.0」とは何か? なぜインダストリー4.0で労働が問題になるのか ドイツ「労働4.0」とは何か? なぜインダストリー4.0で労働が問題になるのか 2019/03/05 第4次産業革命においてIoTや人工知能(AI)などのデジタル技術の活用が取り上げられる中、新たな技術が既存の労働者の職を奪っていくといった懸念が広がっています。インダストリー4.0を提唱するドイツでも、「労働4.0(Arbeiten 4.0)」として、こうした懸念に対応するための動きが加速しつつあります。そこで、今回は、第4次産業革命の新技術と労働者との関係を取り上げます。
記事 ロボティクス 「ロボットは単体ではなくシステムへ」RRI 水上潔氏に聞く、第四次産業革命の行方 「ロボットは単体ではなくシステムへ」RRI 水上潔氏に聞く、第四次産業革命の行方 2019/03/01 2015年5月に発足され、政府の「ロボット新戦略」をベースに、民間主導で設立された「ロボット革命イニシアチブ協議会(RRI:Robot Revolution &Industrial IoT Initiative)」。さまざまな取り組みを進めてきたRRIだが、発足から4年弱が経ち、その成果も見えてきた。そこで、RRIでインダストリアルIoT推進統括などをつとめる水上 潔 氏に、RRIの成果と第四次産業革命をはじめとするものづくり産業の行方などについて話を聞いた。
記事 製造業界 世界初の3次元ロボットビジョンセンサを開発、Kyoto Roboticsは何がスゴい? 世界初の3次元ロボットビジョンセンサを開発、Kyoto Roboticsは何がスゴい? 2019/02/20 立命館大学情報理工学部の徐剛教授が起業して誕生したKyoto Roboticsは、世界で初めて3次元ロボットビジョンセンサを開発した。物体を3次元で認識し、ロボットと組み合わせることで、工場内での製品や部品のピッキング、運搬などに活用する。現在はこのほかに、物流分野での活用拡大を目指しており、知能ピッキングロボット事業を立ち上げた。3次元ロボットビジョンセンサの特徴や変遷、知能ピッキングロボットの実力などをレポートする。
記事 標的型攻撃・ランサムウェア対策 狙われる製造現場、制御システムのセキュリティ対策とは? 狙われる製造現場、制御システムのセキュリティ対策とは? 2019/02/18 IoTの導入により、工場にある制御コントローラやPCがサイバー攻撃を受け、生産ラインがストップしたり、重要インフラが被害を受けるなどのリスクが高まっている。制御システムへの攻撃は、二次被害や三次被害へと飛び火するため、深刻な問題になりやすい。そこで、東芝デジタルソリューションズ ソフトウェア技師長 天野隆氏と、東陽テクニカ セキュリティ&ラボカンパニー OTセキュリティ・ビジネス・ユニット 畑山景介氏に、次世代のOT(OT:Operational Technology)セキュリティ対策について話を聞いた。
記事 クラウド なぜ「不毛なクラウド議論」がなくならない? 論外なIT部門7つの特徴 なぜ「不毛なクラウド議論」がなくならない? 論外なIT部門7つの特徴 2019/02/12 クラウドコンピューティングが登場して20年近くが経過し、ようやくクラウド利用が当たり前になった。調査会社ガートナージャパンのハイプ・サイクル2018年版でも、市場浸透が始める啓蒙活動期にクラウドは位置付けられている。だが、ガートナージャパンに寄せられる相談や質問の中に、クラウド利用のメリットなど初期段階の議論と思えるものが少なくない。同社で最上級アナリストを務める亦賀忠明氏は、そんな日本企業のIT部門に改善策を提案する。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 【独占取材】元 工場経営者が激白、中国の日系工場でいま起きている“ゆがみ” 【独占取材】元 工場経営者が激白、中国の日系工場でいま起きている“ゆがみ” 2019/02/07 「工場」から巨大な「市場」へと、中国の世界経済における位置づけが変わったが、実際には、今もなお中国を「工場」とし、製造拠点を置く日系企業もある。だがその一方で、春節を前に工場の閉鎖が相次いでいるとの報道もあった。中国の製造の現場では、いったいどんなことが起きているのか。課題は何か。日系の工場に未来はあるのか。日系電機メーカー工場の元 総経理(経営者)が2015年から約1000日の経営で経験した「日系工場の日々」とは――。匿名を条件に赤裸々に語った。
記事 製造業界 CPSをコアに、「東芝IoTリファレンスアーキテクチャー」はどのようなものか CPSをコアに、「東芝IoTリファレンスアーキテクチャー」はどのようなものか 2019/02/07 筆者が勤務する東芝グループは、2018年11月に公表した会社変革計画「東芝Nextプラン」の中で、技術戦略の核をCPS(Cyber-Physical Systems)と位置付けることを発表しました。140年超にわたり製造分野で培ってきたフィジカル技術と、産業分野のデジタル化で培ったIoTやAIなどのサイバー技術とを融合させることで、各事業領域の高付加価値化や新たな価値創出を実現し、お客さまや社会のデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)を推進しようというものです。この技術戦略を支える標準化されたIoTアーキテクチャーとして「東芝IoTリファレンスアーキテクチャー(Toshiba IoT Reference Architecture)」を策定しました。
記事 製造業界 ウーバー、ダイムラー、BMWらが参戦、自動運転活用のライドシェア戦争 ウーバー、ダイムラー、BMWらが参戦、自動運転活用のライドシェア戦争 2019/02/07 毎年1月に開催されるCESは、世界最大の家電ショーである同時に、今やその展示の5分の1を自動車関連が占める。ここで車を発表し、世界デビューさせるメーカーも増え、世界最大のオートショーと化した感がある。自動車関連と言ってもさまざまな分野があるが、やはりここ数年話題の中心となっているのが自動運転技術とライドシェアだ。今回はウーバー、リフト、ダイムラー、BMWの最新動向をお伝えする。
記事 AI・生成AI マイクロソフトに見るIoTの全体像、企業はどんな“視点”で取り組むべきか マイクロソフトに見るIoTの全体像、企業はどんな“視点”で取り組むべきか 2019/02/06 本連載では、ITトレンドから毎回ホットなキーワードを取り上げ、その最新動向とともに筆者なりのインサイト(洞察)や見解を述べたい。第8回の取り上げるキーワードは、あらゆるモノがネットにつながる「IoT(Internet of Things)」。マイクロソフトの事業に見るIoTの全体像と、企業はどう対処すればよいかについて考察したい。
記事 デジタルマーケティング総論 製造業は「セールステック」で差をつけろ、米企業を圧倒的に自動化した「3つの技術」 製造業は「セールステック」で差をつけろ、米企業を圧倒的に自動化した「3つの技術」 2019/02/06 前々回、前回と日本製造業の新たな「カイゼン」の可能性について説明してきた。実際、国内外におけるFA化(生産現場の自動化)は急速に進行している一方で、開発・製造・販売のうち「営業現場の自動化」はまったく進んでいないのが現状である。いまだにFAXでの見積もり・注文のやり取りも多く、自動化以前に効率化が進んでいない。このような日本の現状に対して、近年米国の製造業ではデジタルによる「営業現場の自動化」が進行している。今回は米国のトレンドを3つ紹介する。
記事 製造業界 5年で3倍のセンサー市場 最前線、未来のクルマはどんなデータを収集するのか 5年で3倍のセンサー市場 最前線、未来のクルマはどんなデータを収集するのか 2019/02/05 実用化に向けた取り組みが世界各地で進められている自動車の自動運転。その構成要素として大事なのが、各種センサーだ。自車位置や周辺情報を正確に把握するためのセンシング技術は、次世代型自動車にとって必要不可欠なものだ。その技術的な進化が進む一方で、規模の拡大が予想される市場を巡って開発企業の競争が激化している。「CES2019」出展企業の中から特に注目すべき企業を紹介する。
記事 経営戦略 キーエンスはなぜこんなにも強いのか、営業利益率55%を叩き出す「カイゼン」とは? キーエンスはなぜこんなにも強いのか、営業利益率55%を叩き出す「カイゼン」とは? 2019/02/01 日本の現状を踏まえ、前回は営業/マーケティング現場のカイゼン――「カイゼン2.0」時代が来ると述べた。その「カイゼン2.0時代」の旗手、オピニオンリーダーとなるのがキーエンスであると筆者は考える。キーエンスはデジタル化で圧倒的な実績を積み上げ、「営業現場の自動化」に最も近い日本メーカーだ。圧倒的な営業利益率や平均年収で注目を集める同社は、なぜそんなに強いのか。筆者が独自に行った取材をもとに、キーエンスの内情をえぐった。
記事 製造業界 「車が売れない」時代到来、燃え上がる“コネクテッド”競争 「車が売れない」時代到来、燃え上がる“コネクテッド”競争 2019/01/31 自動車、特に乗用車が売れない時代だといわれる。オートモティブニュースによると、米国の2018年の新車販売は前年比で微増したものの、販売数が増えたのはSUV(多目的スポーツ車)やクロスオーバー、ピックアップトラックのみで、乗用車は3割近い下落を見せている。もはや「新しい車をデザインして売る」というビジネスモデルは成り立たなくなった。自動車メーカーが将来の成長を目指すために取り組むべきこととは一体何だろうか?
記事 経営戦略 2019年にテクノロジーが「国家主義の武器」になる、これだけの理由 2019年にテクノロジーが「国家主義の武器」になる、これだけの理由 2019/01/29 昨年の年初、「2018年は、米中テクノロジー対決の構図が鮮明化する年になる」と予測したが、まさにその通りの1年になった。今年は、普遍的で開放的でグローバル化を促進する要因であったテクノロジーが、逆に国家主義や民族主義に奉仕する閉鎖的でローカルな「軍事的武器」へと変質してゆくだろう。米中テック戦争でテクノロジーにまつわる製品やサービス、人材の自由な往来や取引を阻む「壁」が築かれる中、2019年に世界へもたらされる「パラダイムシフト」とは何なのか。