記事 IoT・M2M・コネクティブ 八子知礼氏に聞くシンギュラリティ後の世界、「AIを使う人と使われる人に二極化する」 八子知礼氏に聞くシンギュラリティ後の世界、「AIを使う人と使われる人に二極化する」 2017/12/15 AI技術が進展することで、IoTの取り組みは今後どのように変わり、ビジネス、あるいは社会の仕組みはどう変わっていくのか。前編に続き、後編では、ウフル 専務執行役員 IoTイノベーションセンター所長の八子 知礼氏に、日本のモノづくりがどのように強みを発揮していけばよいか、「シンギュラリティ」後の社会の姿について聞いた。
記事 ロボティクス 「使わないと現場が回らない」自動化領域広げる協働ロボットは戦国時代へ 「使わないと現場が回らない」自動化領域広げる協働ロボットは戦国時代へ 2017/12/14 2年に1度の「2017国際ロボット展」が11月29日から12月2日の日程で開催され、大盛況に終わった。出展企業・団体数は612社・団体と過去最大。来場者数は4日間合計で130,480名。前回(121,422名)よりも9,000人程度増え、会場内は大混雑だった。各種産業用ロボットやサービスロボットのほか、今回はトヨタや川崎重工業から新型のヒューマノイド、さらに流行のディープラーニングを活用したロボットなども出展され、メディアほか多くの注目を集めた。今回は自動化の範囲を広げる協働ロボットを中心にざっと見なおして、おさらいしておこう。
記事 経営戦略 ウフル八子知礼氏に聞く、ものづくり企業が「IoTプラットフォーム」を構築すべき理由 ウフル八子知礼氏に聞く、ものづくり企業が「IoTプラットフォーム」を構築すべき理由 2017/12/12 多くの企業にとってIoTの取り組みは、実証フェーズから、実ビジネス展開のフェーズに移行しつつある。しかし「取り組みの裾野は広がったが、日本企業の取り組みはまだ十分とはいえない」と指摘するのが、日本初の「モバイルクラウド」の提唱者として知られるウフル 専務執行役員 IoTイノベーションセンター所長の八子 知礼氏だ。『IoTの基本・仕組み・重要事項が全部わかる教科書』を上梓した八子氏に、日本企業のIoTの取り組みの現状やマネタイズ、プラットフォーム指向についてどう考えているかを聞いた。
記事 製造業界 米自動車業界で、なぜパナソニックが注目を集めているのか 米自動車業界で、なぜパナソニックが注目を集めているのか 2017/12/08 インテル、マイクロソフト、ウェイモ(グーグルの親会社アルファベット傘下)といったコンピュータ関連産業、サムスン、パナソニックなどの家電産業など、現在の自動車業界にはさまざまな業界からの参入があり、自動運転が実現する未来において自動車メーカーが果たす役割には大きな変化が訪れる。中でも、北米パナソニックCEOであるトム・ゲブハート氏は「交通そのものを作り変える(Remaking Transportation)」と気炎を吐く。そこにはどのような意味があるのか。
記事 ロボティクス 建設業界のロボット開発まとめ、清水建設や竹中工務店らがこぞって開発の理由とは 建設業界のロボット開発まとめ、清水建設や竹中工務店らがこぞって開発の理由とは 2017/12/01 9月度のロボット新製品は、過去最多水準の勢いの82機種にも及んだ。ロボット開発競争の勢いは留まるところを見せない。今回はこのロボット新製品の中で見えてきた新しい流れを追ってみたい。特に建設向けロボットはもっともだ。2020年の東京オリンピックを迎えて、国内の建設業界は活況となっている一方で、深刻な労働者不足に悩まされている。その中で、ロボットでの省人化を各社が模索し始めている。
記事 ロボティクス 2017国際ロボット展の詳報、トヨタや川崎重工などの注目14製品を一挙に紹介する 2017国際ロボット展の詳報、トヨタや川崎重工などの注目14製品を一挙に紹介する 2017/11/30 11月29日より、東京ビッグサイトで世界最大級のロボットの祭典「2017国際ロボット展」(以下、iREX2017)が開催している。今回のテーマは「ロボット革命がはじまったーそして人にやさしい社会へ」。昨今のロボットブームもあり、2年前に行われた展示会よりも出展者数が大幅に増え、過去最高の612社が集結した。産業用ロボットから、介護・福祉ロボット、災害対応ロボット、生活支援ロボット、サーボモータやセンサーなどの要素技術が一堂に揃い、見どころ満載のイベントになった。ここでは注目すべき、各分野のロボット14製品を一挙にご紹介しよう。
記事 製造業界 ヤマダ電機「EV参入」の勝算とは? 航続距離の”短さ”が生むパラダイムシフト ヤマダ電機「EV参入」の勝算とは? 航続距離の”短さ”が生むパラダイムシフト 2017/11/24 家電量販店のヤマダ電機がEV(電気自動車)に参入する。EVは異業種からの参入が容易と言われているが、それでも自動車とは無縁だった企業がEVの販売で成功するのは容易ではないだろう。だが、長期的に見れば必ずしもそうとは限らない。ヤマダ電機は家電量販店という業態から、住宅インフラを総合的に提供する業態へとシフトしている。EVの普及はクルマというものの位置付けを根本的に変える可能性も秘めている。EVを住宅インフラの一部と考えるなら、勝算はあるかもしれない。
記事 AI・生成AI ソフトバンク「ロボット革命」の本気度は? 「SoftBank Robot World」展示レポート ソフトバンク「ロボット革命」の本気度は? 「SoftBank Robot World」展示レポート 2017/11/22 11月21日と22日の両日、ベルサール汐留にて「SoftBank Robot World 2017」が開催中だ。本イベントは、前回まで「Pepper World」として催されていたものだが、今回よりPepperのみならず、新たなロボットが数多く加わり、さらにパワーアップしたイベントとなった。またロボットの展示のみならず、基調講演やセミナーも行われ、ロボット革命にかけるソフトバンクの並々ならぬ熱い思いが伝わってきた。ここでは展示会の内容を中心に紹介していこう。
記事 製造業界 隠れた「IoT先進企業」トプコン 江藤隆志常務に聞く、これからのものづくり変革戦略 隠れた「IoT先進企業」トプコン 江藤隆志常務に聞く、これからのものづくり変革戦略 2017/11/17 IoTに注目が集まるはるか前、2000年前後より測量、土木・建築分野において、サイバー(ソフトウェア)とフィジカル(ハードウェア)の融合に取り組んできたのが、光学機器メーカーのトプコンだ。ポジショニング/スマートインフラや、アイケアの分野でGNSS(Global Navigation Satellite System:全球測位衛星システム)やマシンコントロール、精密農業や眼科用検査機器などの独創的な製品を数多く送り出し、28カ国に85社を展開するグローバル企業である同社のデジタル化の取り組みについて、同社 取締役兼常務執行役員 営業本部長の江藤隆志氏に聞いた。
記事 グローバル・地政学・国際情勢 インドもEVに舵切り、石油使用600億ドル削減の衝撃 インドもEVに舵切り、石油使用600億ドル削減の衝撃 2017/11/13 世界第5位のインド自動車市場は、世界第2位13億人の人口移動を支えている。そんな中、世界的な持続可能な社会への圧力はインドにも働き、5月、インド政府は電気自動車(EV)の開発支援を鮮明にし、タタ、マヒンドラなどインドの主要自動車メーカーもEVに力を入れている。これには、インドの新車販売台数1位でハイブリッド車の販売に注力していたマルチ・スズキ・インディア(現地のスズキの子会社)も影響を受ける見込みだ。インドで本当にEVは普及するのか。普及を阻む壁は何なのか。
記事 製造業界 なぜホンダは狭山工場を「閉鎖」するのか 自動車メーカーの国内生産体制が変わる理由 なぜホンダは狭山工場を「閉鎖」するのか 自動車メーカーの国内生産体制が変わる理由 2017/11/10 1 ホンダが国内主力工場のひとつである狭山工場の閉鎖を決定した。国内の自動車市場は縮小が続いており、自動車メーカーにとっては、もはや重要なファクターではなくなりつつあるが、それでも国内生産の維持が日本経済にもたらす利益は大きい。全世界的にEV(電気自動車)シフトが進み、クルマのコスト構造が大きく変わる中、国内の生産拠点をどう位置付けるのか難しい選択が迫られそうだ。
記事 システム開発ツール・開発言語 クボタ創業者の起業論、「すぐ実行する」「必ずできるという信念」 クボタ創業者の起業論、「すぐ実行する」「必ずできるという信念」 2017/11/07 「成功の秘訣は、成功するまでやめないこと」は、京セラの創業者・稲盛和夫氏の言葉ですが、それより数十年も前に「堅い信念をもってする時はたいていのことはできる」という信念で、水道管国産化の道を拓いたのが、「経営の神さま」松下幸之助氏に「お師匠さん」と言わしめた、クボタの創業者・久保田権四郎氏です。数々の産業機械や鉄管、エンジンなどを手がけ、世界的農機メーカーとしても知られるクボタの物語は何も持たない15歳の若者の鋳物屋修行から始まっています。
記事 ロボティクス パルコも導入、ユニシスが自律移動ロボット「Siriusbot」を開発する理由 パルコも導入、ユニシスが自律移動ロボット「Siriusbot」を開発する理由 2017/11/01 2017年10月中旬から末にかけて、日本ユニシス、08ワークス、パルコの3社が共同開発した「Siriusbot(シリウスボット)」が、池袋PARCOの本館5Fで実証実験を行った。Siriusbotは昼間は来店客の案内、夜は在庫確認業務を行う自律移動ロボットだ。
記事 製造業界 進む自動車業界の「CASE」化、日本が取り組むべき3つの方向性とは 進む自動車業界の「CASE」化、日本が取り組むべき3つの方向性とは 2017/10/31 前編で紹介したとおり、自動車業界全体が「CASE」(Connected、Autonomous、Shared、Electric)化すると、最終的にバリューチェーン(以下、VC)のなかでも、川下プレイヤーの付加価値が大きくなり、モビリティ・ライフシーンでの新サービスの提供がポイントになってくる。デロイトトーマツ コンサルティングのマネジャー、阿部 健太郎氏は、「そういう点では、多くのOEMプレイヤーにとって、川下への展開は付加価値を獲得するための最後のフロンティアになるだろう」とし、その重要性について強調する。では、日本の自動車産業界を救うための決定打には、一体どんな施策があるのだろうか。
記事 製造業界 EVとシェアリングで自動車業界は今後どうなる? 失われる事業、伸びる事業 EVとシェアリングで自動車業界は今後どうなる? 失われる事業、伸びる事業 2017/10/26 いま日本の自動車産業にEV(電気自動車)の波が押し寄せている。ドイツ、オランダ、イギリス、フランス、インド、中国などが、続々と内燃機関の禁止を発表。さらにIoTや人工知能(AI)などのテクノロジーも台頭し、MaaS(Mobility as a Service)といったビジネスモデルの転換も起きている。EVになれば3万点の部品が1万点以上も不要になりインパクトも大きい、その本格普及の転換点は2025年前後──デロイト トーマツ コンサルティング(以下、デロイト)はそう見通しを示す。今後、自動車産業はどう変わっていくのか。また、日本の自動車メーカーはどのように世界と戦っていけばよいのか。
記事 ロボティクス Alexa対応の障がい者補助ロボットも登場、世界で最も新製品を出している国はどこか Alexa対応の障がい者補助ロボットも登場、世界で最も新製品を出している国はどこか 2017/10/19 ロボット開発競争は日本だけでなく、世界中で巻き起こっている。たとえば、2017年8月に新しく世界で発表されたロボット製品は、実に45製品もあり、その多くが日本以外で開発されている。筆者が所属するアスラテックでは「サービスロボットの開発動向に関する調査」を実施しており、本連載ではその中から特徴的なロボットをいくつか紹介していく。
記事 製造業界 インフラモニタリングとは何か? 道路や橋梁の老朽化問題はIoTやAIで解決できるか インフラモニタリングとは何か? 道路や橋梁の老朽化問題はIoTやAIで解決できるか 2017/10/17 道路や橋梁といった日本の社会インフラは、高度経済成長期に集中して建築され、すでに半世紀以上を経過したものも増えてきた。これらを継続的に監視し、適切かつ効率的なメンテナンスを行うためのモニタリング技術(インフラモニタリング)は喫緊の課題となっている。これまでインフラモニタリングの多くは属人的に行われてきたが、老朽化や人員不足などを背景に、IoTやAIの技術を活かした新しい手法に注目が集まっている。
記事 製造業界 自動車メーカーの世界ランキング:トヨタ脅かす欧州勢の躍進、自動運転とEVが主戦場 自動車メーカーの世界ランキング:トヨタ脅かす欧州勢の躍進、自動運転とEVが主戦場 2017/10/06 世界の自動車産業は、日米欧の三大勢力が割拠するという構図が続いているが、これまでにない変化も起こっている。欧州勢の躍進だ。背景には、自由競争の促進、環境・安全技術の革新、水平分業・協業による低コスト化といったEUの自動車産業の復活戦略があった。欧州勢の代表格がM&Aで巨大化、販売台数でトヨタ自動車を抜いて世界首位を達成したドイツのフォルクスワーゲン(VW)である。一方、トヨタが部品の国際水平分業、自動運転技術への投資、電気自動車(EV)分野でのアライアンスを進めるなど、巻き返しに乗り出している。
記事 システム開発ツール・開発言語 ヤンマー創業者が決断した「事業が過去の遺物となった」時のビジネス転換 ヤンマー創業者が決断した「事業が過去の遺物となった」時のビジネス転換 2017/10/05 時代の変化、技術の進歩によって自分がやってきた商売が過去の遺物になりかけた時、経営者はどんな決断をすればいいのでしょうか。ガスから電気、石油へと変わるエネルギー革命の時代、明治のベンチャー経営者・山岡孫吉氏は、ブローカーからエンジンメーカー、そして世界初の小型ディーゼルエンジンの発明によって事業を拡大。いまや農機、建機、発動機、小型船舶などの製造・販売を行う大手企業、ヤンマーホールディングスの基礎を築くことに成功しました。
記事 新製品開発 PTCヒーターか?ヒートポンプか? 電気自動車で「暖房競争」が起きるワケ PTCヒーターか?ヒートポンプか? 電気自動車で「暖房競争」が起きるワケ 2017/10/04 石田一朋 電気自動車も、インバーターやモーターを水で冷却しているけど、この熱を暖房に使えないのだろうか?
記事 IoT・M2M・コネクティブ CEATEC 2017で見えた「次世代の」IoT活用、7社ブースを詳細レポート CEATEC 2017で見えた「次世代の」IoT活用、7社ブースを詳細レポート 2017/10/04 IoTという言葉も社会的に浸透し、モビリティ、住宅、ヘルスケア、農業、航空宇宙などあらゆる分野での「IoT化」が当たり前になってきた。さらに、IoTがロボットやAI、自動車などのテクノロジーに結び付き、各社がこれまでに培ってきた知見と技術を総動員し、次世代の製品・サービスを生み出そうとしている。現在開催中のCEATEC JAPAN 2017では、オムロン、デンソー、KDDI、シャープ、富士通、ユカイ工学研究所、カシオなどがそれぞれの持ち味を「IoT」にぶつけ、各社らしい製品・サービスを紹介している。今年のIoTを彩る各社のみどころを紹介する。
記事 ロボティクス パナソニック製 介護ロボ「リショーネPlus」 開発者が明かすヒットの秘密 パナソニック製 介護ロボ「リショーネPlus」 開発者が明かすヒットの秘密 2017/09/28 世界有数の長寿国である日本は、世界に先がけて少子高齢社会へと変化した。介護する人よりされる人の方が圧倒的に多い状況で、介護従事者の肉体的・心理的負担が大きい。しかし、介護従事者の肉体的な負担は、最新テクノロジーで緩和することができる。特に有望なのがロボットの活用だ。介護ロボットの開発に力を入れているパナソニックは、離床アシストロボットの「リショーネPlus」を開発し、現在好評だという。パナソニック エコソリューションズ社 エイジフリービジネスユニット ロボット・リハビリ事業開発部 部長の河上日出生氏に開発背景などを聞いた。
記事 ロボティクス World Robot Summitは何を競うべきか?「ロボット五輪」成功の条件とは World Robot Summitは何を競うべきか?「ロボット五輪」成功の条件とは 2017/09/25 2020年に開催されるロボット大会「World Robot Summit」(WRS)のルールや具体的な競技内容が公開され、協賛企業も増えてきた。発表当時は「ロボット版オリンピック」と呼ばれていた競技大会だ。ロボットビジネスに新規参入を目指す企業にとってもチャンスとなるかもしれない。ただしそのためには、自分たち自身の発信力も重要となる。
記事 PLM・PDM・MES・SCADA・QMS 元ホンダCIOらが徹底討論!IoT時代のBOM(部品管理表)構築術 元ホンダCIOらが徹底討論!IoT時代のBOM(部品管理表)構築術 2017/09/20 日本の製造業が置かれた環境は厳しい。いまや、企業規模にかかわらずグローバル化への対応は不可欠となり、さらにこれからは、IoTへの対応も迫られている。そこで重要になるのが、製品ライフサイクル管理(PLM)や部品管理表(BOM)の構築・整備だ。オンラインセミナー「IoTの登場でものづくりはどう変わるのか? IoT時代のPLM/BOM構築術」では、ホンダでBOMの改革にも携わった有吉和幸氏とPLM/BOMシステムの専門家であるPTCジャパンの後藤智氏に、IoT時代のPLM/BOMについて話を聞いた。
記事 製造業界 GEのモデル工場、Brilliant Factoryを現地で見てきた GEのモデル工場、Brilliant Factoryを現地で見てきた 2017/09/20 IoTにより医療経営の効率化を支援するGEヘルスケア・ジャパン。自社工場でのIoTの知見を医療現場にフィードバックすることで、病院経営や院内部門の運営を効率化する新たな価値を提供する。今回は同社のIoTの取り組みの心臓部である「Brilliant Factory」の取り組みについて、実際に日野工場で進められている改善と成果に関して詳しく紹介する。
記事 金融業界 野口悠紀雄教授やSOMPO楢崎常務らが激論、日本企業が「ディスラプター」になる方法 野口悠紀雄教授やSOMPO楢崎常務らが激論、日本企業が「ディスラプター」になる方法 2017/09/15 従来のビジネスモデルを破壊する「ディスラプター(破壊者)」が台頭している。彼らは斬新で豊かな発想と企画力、迅速な行動力を持ち、人工知能(AI)やブロックチェーン、IoTといった先進テクノロジーを駆使しながら既存の産業構造に風穴を空けている。これから企業が生き残るには、先進テクノロジーを活用するすべを彼らから学ぶ必要がある。早稲田大学ファイナンス総合研究所 顧問で一橋大学名誉教授の野口 悠紀雄氏、SOMPOホールディングス 常務執行役員 グループCDOの楢崎 浩一氏、日本アイ・ビー・エム 執行役員 チーフ・テクノロジー・オフィサーの久世 和資氏が、ディスラプターとして勝ち抜くための条件を語り合った。
記事 製造業界 トヨタが狙う「自動倉庫」でも世界トップ、相次ぐ買収に見せる本気度 トヨタが狙う「自動倉庫」でも世界トップ、相次ぐ買収に見せる本気度 2017/09/15 大都市の富裕層から南極大陸の観測隊まで、「TOYOTA」ブランドの自動車は今や世界の隅々まで浸透しているが、今年「自動倉庫(物流ソリューション)」のビジネスでも、トヨタは大型M&Aを駆使して世界有数のベンダーに躍り出た。トヨタグループの総本家で、フォークリフト世界トップシェアの豊田自動織機が、アメリカとオランダの物流システム企業を続けざまに買収。一気に事実上の世界シェア4位につけて「トヨタは本気だ」と思わせた。上位にはドイツのシェーファーとデマティック、トップに君臨する日本のダイフクがいるが、「TOYOTA」のブランド、グループ力を活かしながら、アマゾンなどeコマースの発展とともに成長する自動倉庫の世界市場をどう攻略していくかに注目だ。
記事 製造業界 ヤンマーCIOに聞く「IT部門が押さえるべき5つの領域」とは何か ヤンマーCIOに聞く「IT部門が押さえるべき5つの領域」とは何か 2017/09/13 さらなるグローバル化、ビジネスモデルのB2B2C化、エレクトロニクス系やソフトウェア系の技術の深耕、M&Aの進展、売上規模1兆2000億円の達成という5つの経営課題と、それを達成するためのIT戦略を掲げているヤンマー。その戦略策定の中心となったのが矢島孝應CIOだ。後編では同氏に、今後のIT投資の方向性とITガバナンスに対する考え方、およびCIOとしてのリーダーシップと後継者の育成方法を中心に話を聞いた。
記事 システム開発ツール・開発言語 花王の創業者が「正道を歩む」に込めた熱い志 花王の創業者が「正道を歩む」に込めた熱い志 2017/09/13 洗剤やトイレタリー、化粧品などを幅広く扱う、日本を代表する日用品メーカー・花王の企業行動の原点は「正道を歩む」という言葉にあります。2004年に制定された企業理念「花王ウェイ」の中の「基本となる価値観」に盛り込まれたこの言葉は、単に法令順守にとどまらず、消費者や取引先に誠実に対応し、より大きな満足を提供するという花王のものづくりの精神を表すものです。そこには創業者・長瀬富郎氏の熱い志が込められています。
記事 PC・ノートPC エッジコンピューティング「DE100」で実現する東芝の「働き方改革」の本気度 エッジコンピューティング「DE100」で実現する東芝の「働き方改革」の本気度 2017/09/12 生産性向上や競争力確保のため、働き方改革への企業の関心は高まるばかりだ。そのために必要な要素の一つが「モバイルをはじめとするデバイス小型化だ」と語るのは東芝クライアントソリューション 取締役社長の覚道清文氏である。このほど開催された「働き方改革ソリューションセミナー」では、同社の「モバイル・エッジコンピューティング・デバイス」である「DE100」が登場、想定されるユースシーンが提示された。