- 2006/05/17 掲載
日本HPとマイクロソフトが協業を発表、「日本版SOX法」施行を視野に
日本ヒューレット・パッカードとマイクロソフトは、金融商品取引法(通称:日本版SOX法)施行を視野に入れ、企業内での財務報告の信頼性確保など内部統制を効率的に行うITのプロセスと基盤作りを積極的に支援、推進していくために協業すると発表した。
具体的には、IT全般統制を効率的に行うために、ITの管理フレームワークであるITILをベースとしたサービス提供や、UNIXやWindowsの混在する環境の管理を実現するために両社の運用管理製品の連携を行い、IT基盤の最適化を支援するという。
今回実施する協業の内容は次の3点。
1. IT全般統制を効率的に行うために、IT管理のフレークワークであるITILベースの管理環境構築をサポートするサービスの提供
2. ITの変更管理、アクセス管理、レポート作成を行うHP OpenView製品とマイクロソフト Microsoft Windows Server System製品群の連携を実現し、UNIXやWindowsの混在する環境の効率的な管理を実現。これによりIT全般統制を行うためのIT管理環境の整備、強化をサポート
3. 両社製品の連携における効果を体感できるデモセンターを開設
上記により、内部統制整備を進める企業ITにおいては、IT全般統制の主要部分をカバーするツールの統合が実現、検証されているので、構築時にかかる検証、テスト工数が低減できるほか、Windows Serverを含む環境における統制の整備が実現できる。また、総合的な統制状態の監視、管理環境を構築してその情報を共有できるため、中長期的にみて内部統制およびその監査のためのコストを圧縮していくことが可能となる。
関連コンテンツ
PR
PR
PR