日商エレクトロニクスとブレイズ・コンサルティングは、ビジネス・プロセス・マネージメント(BPM)とビジネス・ルール・マネージメント(BRM)において協業し、内部統制対応や企業合併に伴うシステム統合、企業の戦略システム構築など、合理化・効率化・迅速性が要求されるプロジェクトに最適なソリューションを提供していくと発表した。

　今回の提携により、両社はセミナー、提案、コンサルティング、BPM基盤構築サービスなどで協力し、金融機関のローン審査・入会審査や新契約・支払査定など経験・スキルを伴う業務を中心にビジネスルール導入、トレーニング、モデリング、業務プロセス構築サービスを提供する。業務プロセスの自動化から戦略化(モニタリング)、最適化(PDCA管理)を図り、企業競争力の強化や業務プロセス改革を支援する方針だ。

　日商エレクトロニクスは、米国Global 360社の「Global 360 Enterprise BPM Suite」の販売を2006年8月より開始。同製品は世界で初めてXPDL2.0に対応した製品で、業務プロセスの設計、可視化からシミュレーション、実行、モニタリング、分析、ゴール設定、ドキュメント管理まで業務最適化や継続的な改善を行うためのビジネス・プロセス・マネージメント・スイート(BPMS)となっている。XPDL2.0対応により、内部統制の業務フロー図をそのままシステムに実装することが可能だ。

　「Global 360 Enterprise BPM Suite」は、ブレイズ・コンサルティングが取り扱うビジネスルールエンジン、米国Corticon Technologies社の「Corticon Business Rules Management System」とノンプログラミングで連携可能。従来手作業で行っていた業務プロセス上の様々な条件判断、を業務担当者が直接的にモデリング(抽出、分析、テスト、実装)できるようになっている。