- 2025/06/25 掲載
【市場調査】昇給の平均額は?上り幅が最も大きかったのは20代
「基本給が上がった」と回答した人は5割弱
調査によると、「基本給が上がった」と回答した人は48.9%で、「変わらなかった」44.9%とほぼ同数だった。「下がった」と回答したのは4.3%、「分からない」は1.9%だった。昇給があったと回答した人のうち、昇給額の平均は14,701円だった。内訳を見ると、「1~3万円未満」が48.2%で最多、「1万円未満」が38.9%と続き、「3~5万円未満」は7.5%、「5万円以上」は合計で3.4%(5~7万円未満1.3%、7~10万円未満0.8%、10万円以上1.3%)にとどまった。
昇給の理由については、複数回答で「年定期昇給(年1~2回、年齢や勤続年数に応じて)」が61.6%と最も多く、次いで「ベースアップ(物価や生活費の上昇に対応した全体的な賃金調整)」が48.4%だった。その他、「考課昇給(評価による昇給)」は18.1%、「昇進・昇格」は10.4%、「資格取得・スキルアップによる昇給」は4.8%、「特別昇給」は4.1%、「交渉による昇給」は3.6%だった。
昇給額に企業規模の影響 勤続年数との相関は限定的
平均昇給額を年代別に見ると、20代が最も高く15,274円、30代が14,650円、40代が14,778円、50代が14,354円だった。男女別では、男性が15,020円、女性が14,035円と、男性の方が平均で約1,000円高かった。企業規模別に見ると、従業員1~99人の企業では平均昇給額が11,935円、100~999人では13,870円、1,000人以上では16,898円と、企業の規模が大きくなるほど昇給額も高くなる傾向が見られた。
勤続年数別では、1年未満が10,995円、1~5年未満が15,409円で最も高く、5~10年未満が14,776円、10年以上が14,406円と続いた。勤続年数が長いほど昇給額が高くなるとは限らない結果となった。
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