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米製薬大手イーライリリーとバイオ医薬企業オルナ・セラピューティクスは2026年2月9日、リリーがオルナを最大24億ドルで買収する最終合意を結んだと発表した。買収対価は現金で支払われ、前払い金に加え、臨床開発の進展に応じたマイルストーン支払いが含まれる。
イーライリリーは1876年創業の米国の製薬会社で、糖尿病や肥満症、がんなどの治療薬を手がけている。オルナは、環状RNAと呼ばれる技術を基盤とし、体内で治療に必要な機能を生み出す「in vivo」型の細胞治療の研究開発を進めている企業だ。両社の発表によると、オルナの技術は脂質ナノ粒子を用いて体内に遺伝子情報を届け、患者の体内で細胞治療を実現することを目指している。
主力候補である「ORN-252」は、CD19を標的とするin vivo型CAR-Tで、B細胞が関与する自己免疫疾患を対象としている。自己免疫疾患は、本来体を守る免疫機能が自分自身の組織を攻撃する疾患群で、長期的な治療が必要となる場合がある。発表によれば、ORN-252は臨床試験準備段階にある。
リリーは今回の買収により、遺伝子医薬および細胞治療分野の研究基盤を強化するとしている。両社は、オルナの技術を活用し、自己免疫疾患向けのin vivo型細胞治療の開発を進める方針を示している。
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