• 2026/03/02 掲載

NVIDIA、6G向けAIネットワーク「AI-RAN」構築でソフトバンクやノキアと連携

AI処理と通信機能を統合した「AI-RAN」技術を推進し、自動運転車やロボットなどの「フィジカルAI」を支える基盤の整備へ

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米エヌビディアは、次世代通信規格「6G」向けに、人工知能(AI)を活用した通信ネットワークの構築に向けて、ソフトバンクグループやフィンランドのノキアなどの通信大手と連携する方針を明らかにした。AI処理と通信機能を統合した「AI-RAN」技術を推進し、自動運転車やロボットなどの「フィジカルAI」を支える基盤の整備を目指す。
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(Photo/Shutterstock.com/ jamesonwu1972)
 エヌビディアが進める6G戦略は、従来の通信専用ハードウェアから脱却し、AIの処理と無線アクセスネットワーク(RAN)の制御を同一のコンピューティング基盤上で実行する「AI-RAN」の構築を中核に据えている。同社はバルセロナで開催された通信業界のカンファレンスに合わせ、ノキア、ソフトバンクグループ、米TモバイルUSなどの通信各社と協力し、AIを活用して無線トラフィックを効率的に制御するソフトウェア基盤の構築に取り組むことを発表した。

 
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【画像付き記事はこちら】NVIDIA、AIネットワーク基盤構築「AI-RAN」実現に向けソフトバンクやノキアと提携(図版:ビジネス+IT)

 エヌビディアは現在の5Gネットワークについて、将来的に接続される無数のデバイスや複雑化する要件に対応し、AIの広範な利用を支えるには能力が不足していると指摘する。同社にとって、データセンター向けで急増したAI半導体の需要を維持し投資を支え続けるには、AI技術をより幅広い産業に普及させることが不可欠となる。特に需要拡大を見込むヒューマノイドロボットや自動運転車といった「フィジカルAI」分野を拡大するためには、通信インフラの効率を飛躍的に向上させる必要がある。

 今回の通信各社との連携を通じ、インフラの役割そのものを変革する狙いもある。ソフトバンクグループとの協業では、通信プラットフォームとしての機能に加え、局所的なAI推論エンジンとしても機能する分散型AI-RANソリューション「AITRAS(アイトラス)」を開発した。これは通信時の余剰なコンピューティング能力を特定し、自動運転車の遠隔サポートやロボット制御、生成AIによる動画処理といったリアルタイムのエッジAIアプリケーションに活用する仕組みだ。基地局の空き計算サイクルを外部企業に貸し出すことで、基地局を単なる通信設備としてのコストセンターから、新たなAIサービスによる収益を生み出す資産へと転換する。

 ノキアとの連携では、同社の通信機器にエヌビディアの技術を組み込み、分散型の大規模なエッジAIインフラを展開する。通信事業者が現在の5Gネットワークから将来のAIネイティブな6Gネットワークへ、ハードウェアの全面的な交換を伴わずにソフトウェアのアップデートを通じて移行できる環境を整備する。

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