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米ハーバード大、スタンフォード大、Together AI、Caltechの研究者9人で構成するチームが、AIにGPU固有の最適化手法を与える新手法「HAWKEYE」を提案した。研究チームによると、NVIDIAとAMDの4種類のGPUアーキテクチャを使った検証で、新しいAttention処理では最大18.9倍の高速化を確認したという。
米ハーバード大、スタンフォード大、Together AI、Caltechの研究者9人で構成するチームは、AIコーディングエージェントにGPU固有の知識を与え、演算カーネルを自動生成・最適化させるフレームワーク「
HAWKEYE 」を提案した。新しいGPUやAIアクセラレーターが登場するたびに、専門家がハードウエア固有の命令やメモリー構造に合わせてソフトウエアを作り直す負担を減らす狙いがあるという。
HAWKEYEは、ベクトル化したメモリー読み込みや非同期データ処理、ワープ単位の演算など、繰り返し利用される最適化戦略を分類する。新しいアーキテクチャに対応する際は、約10本の専門家作成の単体テストと参照カーネルを用意。エージェントはGPUを使える実行環境でコードの編集、実行、検証、プロファイリングを繰り返し、ボトルネックに応じて複数の最適化を組み合わせるとしている。
一方、既存ライブラリーによる対応が十分でないLinear Attentionなど新しいAttention処理では、「torch.compile」に対して幾何平均18.9倍の高速化を報告した。専門家がTritonで実装したカーネルとの比較では、Causal Linear Attentionで0.92倍、Forgetting Attentionで1.05倍だった。最大18.9倍は特定の新興処理における比較結果で、すべてのGPU処理が同じ割合で高速化するわけではない。
研究では、Gemini 3.1 ProとGPT-5.4を使い、エージェントに与える試行回数を増やすほど性能が伸びるかも調べた。共同筆頭著者の一人、
Arya Tschand によると、HAWKEYEでは試行を重ねても改善が続いたのに対し、ハードウエアの文書や複雑な実装例をそのまま与える方法は早い段階で伸びが止まったとしている。
研究チームは、HAWKEYEによって新しいAIアクセラレーターをソフトウエア側から支援する負担を抑えられるとみている。ただし、未知のアーキテクチャに対応する最初の単体テストと参照実装には、引き続き専門家の知識が必要となるという。
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