• 2026/08/22 16:55 掲載

AIがGPUコードを自動最適化、新手法「Hawkeye」がNVIDIA・AMDで最大18.9倍高速化

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
米ハーバード大、スタンフォード大、Together AI、Caltechの研究者9人で構成するチームが、AIにGPU固有の最適化手法を与える新手法「HAWKEYE」を提案した。研究チームによると、NVIDIAとAMDの4種類のGPUアーキテクチャを使った検証で、新しいAttention処理では最大18.9倍の高速化を確認したという。
 米ハーバード大、スタンフォード大、Together AI、Caltechの研究者9人で構成するチームは、AIコーディングエージェントにGPU固有の知識を与え、演算カーネルを自動生成・最適化させるフレームワーク「HAWKEYE」を提案した。新しいGPUやAIアクセラレーターが登場するたびに、専門家がハードウエア固有の命令やメモリー構造に合わせてソフトウエアを作り直す負担を減らす狙いがあるという。

画像
【画像解説と記事全文はこちら(今お読みの記事は全文ではありません)】

 HAWKEYEは、ベクトル化したメモリー読み込みや非同期データ処理、ワープ単位の演算など、繰り返し利用される最適化戦略を分類する。新しいアーキテクチャに対応する際は、約10本の専門家作成の単体テストと参照カーネルを用意。エージェントはGPUを使える実行環境でコードの編集、実行、検証、プロファイリングを繰り返し、ボトルネックに応じて複数の最適化を組み合わせるとしている。

 一方、既存ライブラリーによる対応が十分でないLinear Attentionなど新しいAttention処理では、「torch.compile」に対して幾何平均18.9倍の高速化を報告した。専門家がTritonで実装したカーネルとの比較では、Causal Linear Attentionで0.92倍、Forgetting Attentionで1.05倍だった。最大18.9倍は特定の新興処理における比較結果で、すべてのGPU処理が同じ割合で高速化するわけではない。

 研究では、Gemini 3.1 ProとGPT-5.4を使い、エージェントに与える試行回数を増やすほど性能が伸びるかも調べた。共同筆頭著者の一人、Arya Tschandによると、HAWKEYEでは試行を重ねても改善が続いたのに対し、ハードウエアの文書や複雑な実装例をそのまま与える方法は早い段階で伸びが止まったとしている。

 研究チームは、HAWKEYEによって新しいAIアクセラレーターをソフトウエア側から支援する負担を抑えられるとみている。ただし、未知のアーキテクチャに対応する最初の単体テストと参照実装には、引き続き専門家の知識が必要となるという。

Googleで見つけやすく

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像