新規会員登録再開のお知らせ

新規会員登録を9月14日9:30より再開いたしました。ログアウト状態になっている方はお手数ですが再度ログインをお願いいたします。

  • 2026/09/25 20:00 掲載

「現代AIの父」シュミット・フーバー氏がSakana AIに参画、再帰的自己改善研究を指導

最高科学顧問としてRSI Labで再帰的自己改善研究を指導

1
会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。
東京を拠点とする人工知能開発スタートアップのSakana AIは2026年9月24日、ディープラーニングの先駆者で、同社が「現代AIの父」と紹介するユルゲン・シュミットフーバー氏が最高科学顧問(Chief Scientific Advisor)として参画したと発表した。同氏はAIが自律的に自身を改良する「再帰的自己改善(Recursive Self-Improvement、RSI)」を研究する新設ラボの研究指導に携わり、言語の枠を超えて物理世界で機能する次世代AIの開発を推進する。
「現代AIの父」シュミット・フーバー氏がSakana AIに参画、再帰的自己改善研究を指導の画像
(画像:SakanaAI)
 Sakana AIの発表によると、シュミットフーバー氏はサウジアラビアのアブドゥラ国王科学技術大学(KAUST)教授などの現職と兼任しながら、定期的に東京を訪問して同社の研究チームと協働する。同氏はゼップ・ホッホライター氏とともに1997年にリカレントニューラルネットワークの一種であるLSTMを発表し、その後の音声認識や機械翻訳など系列データを扱うAI技術の発展を支えたほか、メタ学習や世界モデルなどの研究でも知られている。

 同社が新たに設立したRSI Labは、AIを使ってAI開発のプロセス自体を再設計することを目的としている。従来の人間主導の研究開発からさらに踏み込み、AIが自らコードを書き、性能を評価・検証しながら能力を改善していく仕組みの構築を目指す。シュミットフーバー氏は1980年代から自己改善やメタ学習を研究しており、同氏の理論的知見とSakana AIが進めてきた進化的探索技術を組み合わせる。

画像
【図版付き記事はこちら】「現代AIの父」シュミット・フーバー氏が東京の「SakanaAI」に参画、再帰的自己改善を指導(図版:ビジネス+IT)
 Sakana AIはこれまで、研究アイデアの生成から実験、論文執筆までを自動化する「The AI Scientist」や、自身のコードを書き換え、進化的探索によって性能向上を図る「Darwin Godel Machine(DGM)」などを発表してきた。RSI Labでは、こうした技術を発展させ、AIが研究や発見を行い、自身のコードを改良していく継続的な自己改善システムの実現を目指す。

 さらに同社は、デジタル空間内のテキスト処理にとどまらず、現実世界で機能するフィジカルAIの研究を進める。行動を起こす前に物理環境で起こる結果を内部でシミュレーションする「世界モデル」を活用し、日本が強みを持つ製造業やロボティクスへの応用を目指す。現実世界で繰り返し試行錯誤する前に結果を予測することで、サプライチェーンの最適化やロボット導入などのコストを抑える構想だ。

 現在のAI開発競争では、大量のデータと巨大な計算資源を投入してモデルを大規模化するアプローチが主要な手法の一つとなっている。そのなかでSakana AIは、巨大な計算資源の投入だけに依存するのではなく、進化的アルゴリズムや高いサンプル効率を重視したAI開発を掲げる。シュミットフーバー氏の参画を通じ、東京を拠点とするRSIや世界モデル、フィジカルAIの研究開発体制を強化する。

Googleで見つけやすく

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 1

会員(無料)になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます

関連リンク

AI・生成AIの関連コンテンツ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報が
本メディアサイトに公開されます

基本情報公開時のサンプル画像
報告が完了しました

「」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報が
お相手に公開されます

基本情報公開時のサンプル画像