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- 2026/10/28 00:57 掲載
IDCFクラウドへのランサムウェア攻撃、原因は認証システムのOSS脆弱性 495団体に影響
同社によると、10月7日午前3時40分ごろ、東日本リージョン1の一部で仮想サーバーの停止と再起動ができない障害を検知した。同日午前11時42分に、原因を第三者によるランサムウェア攻撃と特定したという。
影響を受けたのは、東日本リージョン1のうちtesla、henry、pascal、jouleの4ゾーンを利用していた495の企業・自治体。「IDCFクラウド TypeS」と「IDCF プライベートクラウド」は対象外としている。
外部のセキュリティ専門企業と進めた調査の結果、原因は「IDCFクラウドポータル」の認証システムで使っていたオープンソースソフトウェアの脆弱性だったと判明した。攻撃者は認証システムに侵入した後、管理コンソールを経由して仮想化基盤の管理者権限を不正に取得し、顧客の仮想サーバーを停止して暗号化したという。
顧客の仮想サーバー内のデータが外部へ持ち出された痕跡は確認されていない。一方、ポータルの登録情報に対する不正な照会は最大71社に及び、うち最大31社には個人名や、個人名を含む可能性のあるメールアドレスが含まれていた。ログインパスワードが最大4件、不正に変更されていたことも分かった。同社は、攻撃者と接触しておらず、身代金の支払いや交渉は行っていないとしている。
再発防止策として、セキュリティを専門に管理する独立組織を設置した。脆弱性診断の実施計画と頻度を規程で明確化し、ソフトバンクの「Patching as a Service」を使った診断の対象をオープンソースソフトウェアにも広げる。ソフトウェアの構成情報は全社で一元管理(SBOM化)し、脆弱性情報との突合を自動化する。ポータルは新しい環境で再構築し、認証システムを外部のIdP事業者のものに刷新する。接続元は顧客のIPアドレスに制限し、多要素認証を必須にする。
鈴木勝久社長は「極めて重大な事態であると受け止めています」とコメントした。
では、495団体のうち、いまデータを取り出せる企業はどれだけで、止まったポータルはいつ元に戻るのか。背景には、調査のたびに膨らんだ被害の件数と、3段階に分けた再開計画がある。
・バックアップを取り出せたのは495団体のうち何社か
・調査20日間で、不正照会の件数が48社から71社に膨らんだ経緯
・IDCFが操作を代行する3段階の再開計画と、残された論点
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