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- 2026/10/28 19:14 掲載
アンソロピックが新規上場を申請 米証券取引委員会にS-1提出、銘柄コードは「ANT」
対象はクラスA普通株式で、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットへの上場を申請した。銘柄コードは「ANT」。株数と価格帯は未定という。登録届出書はまだ効力が発生しておらず、発効するまでは株式を販売することも、申し込みを受け付けることもできないとしている。同社は公益法人(PBC)で、世界が変革的なAIへの移行を安全に乗り越えることを使命に掲げる。
S-1によると、2026年1~6月期の売上高は162億8,600万ドル(約2兆5,700億円、1ドル=158円で換算。以下同じ)で、前年同期の11億6,300万ドルから大きく伸びた。純損失は807億4,800万ドル(約12兆7,600億円)。主因は転換社債などの公正価値の変動で、約724億ドルを計上した。6月30日時点の現金・現金同等物は1,124億ドル(約17兆7,600億円)だった。
ガバナンスの仕組みも開示した。ダリオ・アモデイ氏ら創業者7人が参加する「Founder LLC」が、議決権の50.1%を持つクラスF株を1株保有する。クラスF株に経済的な権利はない。上場後、アンソロピックはナスダックの規則でいう「支配会社」に該当するという。
リスク要因には、先端AIモデルの開発と計算資源の確保への依存、少数の顧客や販売チャネルへの収益の集中、規制の変化などを挙げた。議決権の集中により、クラスA株の株主の影響力が限られる点や、公益法人としての使命が財務上の利益と衝突する可能性にも触れている。
主幹事はゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーが務める。
では、上期だけで約12兆7,600億円の純損失を計上した企業に、投資家はいくらの値を付けようとしているのか。背景には、巨額の計算資源の長期契約と、評価額をめぐって割れる観測がある。
・評価損を除くと見えてくる、実質の赤字幅
・評価額は2兆ドルか1.5兆ドルか、割れる観測の中身
・SpaceXの調達額に並べるのか、OpenAIに先んじる意味
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