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- 2026/10/29 03:59 掲載
グーグル、新モデル「Gemini 4 Carbon」 脆弱性発見88.2%、防御者限定の理由とは?
Carbonは、更新されたArtificial Analysis Intelligence Index v5.0で首位となる59を記録した。脆弱性の発見を測るSEC-bench Proで88.2%、悪用できるかの検証を測るExploitGymで54.8%、修正パッチの作成を測るCWE-benchで71.0%を出した。グーグルは、脆弱性の検出から検証、修正まで防御の各工程で最先端の性能を備えると説明している。評価はガードレールなしの条件で行った。
社内評価では、Argonと比べて安全なコードを生成できる成功率が2倍超に伸びたという。Chromeチームは、パッチ生成の品質が他社の大型フロンティアモデルの10倍以上だったと報告した。クラウドセキュリティ基盤のウィズも、ウェブのペネトレーションテストの指標でCarbonが首位に立つと観測している。
長時間タスクでは、社内チームがCarbonを数日間走らせ、大規模なコードベースや低レイヤーのシステムに潜む微妙なバグの原因特定と修正をこなしたと説明した。ウェブ開発の指標WebDev Arenaでは89 Eloポイント上げ、4位(1768)に入った。
提供は慎重に進める。米政府の自主的な発表前モデルテストの手続きに参加しており、今週からサイバー防御者の一部に提供する。その後は「Fairwind Program」を通じて、信頼できるパートナーへ段階的に広げる。開発者、企業、一般向けには、ガードレールの調整を続けたうえで「できるだけ早く」提供するとしており、時期は示していない。
導入価格は、2週間前に発表したArgonと同じ。100万トークンあたり入力2ドル(約316円)、出力10ドル(約1,582円)で、キャッシュされた入力トークンは入力価格から95%安い。1ドル=158円で換算した。
では、グーグルはなぜ、最上位モデルをまずサイバー防御者だけに絞って渡すのか。背景には、2週間前のArgonとの数字の差と、第三者の評価をめぐる思わぬ指摘がある。
・ArgonからCarbonへ、2週間で何が変わったのか
・「防御者から先に」を貫く、Fairwind Programの設計
・「Opus 5.5より安価」という指摘と、見落とせない留保
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