- 会員限定
- 2026/10/30 13:55 掲載
AIが200超の組織を同時攻撃…中国系「VAPOR PANDA」の手口をクラウドストライクが暴く
同社の「CrowdStrike OverWatch」チームが特定したもので、詳細は公式ブログで説明している。それによると、活動は2026年10月17日に始まり、1台の制御サーバーが11日間で少なくとも14カ国の組織を標的にした。
標的は、中南米・欧州・アジア・中東の外務省のほか、米国の半導体・防衛・シンクタンク、複数の地域の通信事業者など。通信事業者は、米国、ベルギー、フィリピンで侵害されたという。
同社が侵入後の活動を確認したのは9組織。攻撃者はこれらの組織に入り込み、バックドア「BLOODALCHEMY」を仕込んだうえで、認証情報への総当たり攻撃、ネットワークの走査、偵察を重ねたとしている。ほかに少なくとも12組織が、パスワードスプレーや認証情報の走査を受けた。
ARTEXは、主エージェントが計画役と作業役のエージェントを統括し、事実・所見・目標の共有グラフを介して侵入を進める仕組み。人間の運用者が判断の節目で指示を出していた。
VAPOR PANDAは主に、中国発の大規模言語モデル(LLM)であるDeepSeekを使った。有料の商用LLMも併用したが、同社は特定できていない。1回の侵入で、計画役のエージェントが消費した入力トークンは約14億に上ったという。
手口には、署名のないSAMLアサーション、XXE(XML外部実体参照)の脆弱性を突いたクラウドのメタデータサービスへの到達、Webシェル、LAPS(ローカル管理者パスワード管理)のパスワード読み取りなどがあった。運用者は、CrowdStrike Falconセンサーが入っていない端末を探すようエージェントに指示しており、未保護のホストに活動を集中させる狙いがあるとみられる。
同社は対策として、署名鍵や認証情報のローテーション、SAML署名検証の強制、IMDSv2の必須化、リアルタイムで動くEDRの導入などを挙げている。ブログには、IOC(侵害指標)9件と、MITRE ATT&CKの手法18件も掲載された。
では、なぜARTEXは、別々の中国系攻撃者の手に同時に渡ったのか。背景には、VAPOR PANDAが今回初めてAIに手を出した事情と、クラウドストライクが示した12カ月先の予測がある。
・VAPOR PANDAが「初のAI攻撃」に踏み切った背景
・マイクロソフトが追う別の中国系グループとの関係
・クラウドストライクが示した今後12カ月の予測
今すぐビジネス+IT会員に
ご登録ください。
今だけ毎月当たる!ずっと無料の会員登録キャンペーン
ビジネス+ITプレミアム会員(無料)に登録すると
抽選で毎月20名様に
Amazonギフト券 5,000円分 当たる!
プレミアム会員に登録する(ずっと無料) キャンペーン詳細・応募条件を見る※この表示が出ている方は自動的にキャンペーンにエントリーされます。特典送付時にビジネス+ITプレミアム会員を継続し、メールマガジン購読設定をオンにしていることが条件です。その他の条件は詳細をご覧ください
すべて無料!今日から使える、
仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!
AIセキュリティのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR