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- 2026/10/30 14:05 掲載
マイクロソフト、9年ぶり約250億ドルの異例の社債発行…注文1000億ドル超
同社が提出した書類は、暫定の目論見書補足(Form 424B2)。これによると、変動利付債2本と固定利付債8本の計10シリーズで、いずれも優先無担保の債券だ。主幹事はJ.P.モルガン、UBS、ウェルズ・ファーゴが務める。
資金の使途は一般事業目的とし、運転資金、設備投資、自社株買い、買収、既存債務の返済などを挙げている。ただし暫定版のため、総額や利率、満期は空欄になっている。
総額について、ロイターは関係者2人の話として、約250億ドル(約3兆9,400億円)になると報じた。ブルームバーグが最初に伝えたといい、最終的な額は需要次第で変わる可能性があるという。マイクロソフトはロイターの取材に、提出書類が発行を認めるものだと説明する一方、総額は明らかにしていない。
ロイターによると、世界の大手IT企業は過去1年、AI投資の資金を賄うため、社債や株式の発行に頼るようになっている。マイクロソフトもその流れに加わる形となる。
ブルームバーグによると、債券は最大10本に分けて発行し、満期は2~40年。米国での投資適格債の発行は約9年ぶりになる。
ロイターは、関係者の1人の話として、注文は1,000億ドル(約15兆7,700億円)を超え、発行額の4倍以上に達したとも伝えている。
同社が10月28日に発表した7~9月期決算では、Azureの売上高が48%増となった。エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)は決算説明会で、有利なときに追加の資金調達を進める考えを示していたという。
では、AAAの格付けを持ち、フリーキャッシュフローも黒字を保つ見通しのマイクロソフトは、なぜいま社債を選んだのか。背景には、前日の決算で示されたデータセンターへの巨額の支出と、同業他社が相次いで進める起債の動きがある。マイクロソフトの今回の起債は、大手IT各社の資金調達の中でどこに位置づけられるのか。
・決算で見えたデータセンター支出とキャッシュの減り方
・先行した同業の巨額起債との比較
・AAAの格付けが借り入れ条件を左右する理由
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