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  • 2009/07/13 掲載

SaaSを利用している企業はわずか2%、今後利用しない企業が8割強

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矢野経済研究所は8日、企業のSaaS利用に関する調査結果を発表した。
 矢野経済研究所は8日、企業のSaaS利用に関する調査結果を発表した。国内の企業677社を調査対象に、2008年12月から2009年6月にかけて実施された。

 調査によれば、SaaS分野の利用状況は、ASP(Application Service Provider)の利用が13.7%、共同利用型システムの利用が7.5%だったが、SaaSの利用はわずか2.2%で、利用していない企業が78.3%にのぼった。


注1:集計対象社数677社、複数回答
出典:矢野経済研究所,『ITアウトソーシングの導入実態と利用意向に関する調査結果 2009』,2009/07/08発表

 さらに、今後のSaaS利用意向がないとの回答が568件、全体の83.9%を占める結果になった。一方で「あり」と答えたのはわずかに10.8%、矢野経済研究所では「現状のままでは今後の普及は期待薄」としている。なお、「あり」と回答した73件の企業を売上高規模別に集計した結果では、大企業の構成割合が多く、企業規模が大きいほど利用意向が高いことがわかった。今後SaaSを利用する分野については、ERPという回答が2番目に多かったとして、矢野経済研究所では基幹系でSaaSが展開される可能性を指摘している。


矢野経済研究所作成
注2:集計対象社数677社、単数回答
出典:矢野経済研究所,『ITアウトソーシングの導入実態と利用意向に関する調査結果 2009』,2009/07/08発表

 SaaSを利用しない理由は、「コストメリットが感じられないから」が第1位で30.4%を占めた。さらに機能面が乏しい、カスタマイズ性が乏しい、セキュリティが心配、操作性、IT部門のノウハウ蓄積、互換性などの問題が、それぞれ7~8%程度を占めた。


注3:集計対象は「今後のSaaSの利用意向」(図表2)に対し、「利用意向なし」と回答した568社、単数回答
出典:矢野経済研究所,『ITアウトソーシングの導入実態と利用意向に関する調査結果 2009』,2009/07/08発表

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