ノベルは、オリックス・レンテックと協業し、情報システムの仮想化移行を検討中の企業を対象にしたオリックス・レンテックのサーバレンタルサービスに、ノベルの仮想化移行ソフトウェアの提供を開始した。オリックス・レンテックは、電子計測器、情報機器、科学・環境分析機器などのレンタルを中心に、中古品販売やソフトウェア販売、校正受託サービスなどのサービスを提供している。昨今の国内における仮想化市場の成長と、これに対するユーザー企業のニーズの増加に伴い、今回の仮想化ソリューションのレンタルサービスをノベルと協業して行うことを決定したという。

　今回の新サービスにおいてオリックス・レンテックで扱うソフトウェアは、ノベルの仮想化ソリューションである「PlateSpin Workload Management（プレートスピン・ワークロード・マネジメント）」製品群のうち、仮想化分析・プランニングツール「PlateSpin Recon（プレートスピン・リーコン）」と、仮想化移行ツール「PlateSpin Migrate（プレートスピン・マイグレート）」。いずれも仮想化環境への移行を推進する製品で、PlateSpin Reconはサーバ負荷の現状把握と仮想化移行のための最適なプランニングを行い、PlateSpin Migrateは仮想環境への移行または仮想から物理、物理から物理への移行を行う。ライセンス面では、PlateSpin Reconは1日単位の使いきりライセンス、PlateSpin Migrateは移行成功単位での使い切りライセンスとなっており、ユーザー企業は必要な分だけを買い取って使うことが可能となっている。

　ハードウェアにおいては、これらのライセンスを使用するために必要なスペックを有するサーバを、必要な期間だけ利用できるレンタル形式がコストを抑える上で有効になるとし、上記ソフトウェアと併せてサーバのレンタルも提供する。さらに、ソフトウェアのインストールや使用前の設定作業も行うとしている。