カナダ・トロントで行われたG20サミットにおいて、世界中の政策立案者同士がセキュアなソーシャルネットワーキングソフトウェアを利用し、情報共有を促進するコラボレーションが行われた。このアプリケーションは、カナダ最大のソフトウェア会社、Open Text Corporation（オープンテキストコーポレーション）によって開発されたもの。

　「このソーシャルネットワーキング・プラットフォームは、デジタルエコノミー分野におけるカナダの強いリーダーシップを理解いただける、非常に良い例です。このアプリケーションは地理的、文化的なギャップを埋め、こうした世界的なイベントの意義を最大限に高めるものです」と、議長国カナダの産業相であるトニー・クレメント（Tony Clement）氏は述べている。

　世界のどこからでもリアルタイムにセキュアなWebアクセスができるだけでなく、代表団は手持ちのブラックベリー（BlackBerry）、iPhone、iPadなどの携帯情報端末からも同アプリケーションにアクセスできた。同アプリケーションは複数の言語に対応しており、各国の代表団はネットワークの生産性を高めることができたとしている。G8とG20サミットで同社のアプリケーションを利用した参加者の報告によると、同アプリケーションは利用する際のトレーニングがほとんど不要で、参加者のニーズに合わせて直感的なWebブラウザ体験で利用できたという。