双日の子会社で、ビジネスジェットの運航、整備管理を行うACL社は、アジア・環太平洋地区で唯一、米国連邦航空局から認可を受けている。現在、5機を運航管理しており、米国の運航監査会社から最高レベルの安全性と運航管理体制を示す評価を取得している。

　スービック・ベイ国際空港の新拠点は、9月末の稼動を予定し、大型機10機を格納できる格納庫、屋外に最大18機まで駐機可能なスペースを確保し、運航機数の拡大に対応する体制を整える。同空港は、24時間体制で、アジア各地へのアクセスも良いというメリットを生かし、アジアの新規顧客の獲得を目指す。

　ビジネスジェットは、定期便が就航していない地域でも自由にフライトの設定が可能で、セキュリティ確保も可能なことから欧米企業を中心に活用が進んでいる。中東やアジアで需要が拡大しており、アジアだけでも今後5年間で約350機のビジネスジェットの新規需要が見込まれているという。