• 2010/09/24 掲載

日立とパナソニック、スマートコミュニティ事業で協業

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日立とパナソニックは、グローバル市場でのスマートコミュニティ関連事業で協業することを発表した。
 日立製作所(以下、日立)とパナソニックは、低炭素社会の実現に向けて、グローバル市場でのスマートコミュニティ関連事業において、協力関係を構築することで合意した。具体的には、日立のコミュニティエネルギーマネジメントシステム(以下、CEMS)の技術と、パナソニックのホームエネルギーマネジメントシステム(以下、HEMS)技術を基に、CEMSとHEMSの実用化と普及を目指して、インターフェイスの共同開発や標準化への取り組みなどを推進していく方針だ。

 スマートコミュニティとは、低炭素社会を実現する持続可能な社会システムの要素の一つ。次世代電力網であるスマートグリッドを中心とした電力システム、交通システム、上下水道処理施設などの社会インフラやビル、住宅などを情報通信技術でつなぎ、全体を最適に制御することにより、生活空間の安全性・快適さを維持しながら、CO2削減などの環境負荷の最小化や、総合的な社会コストを抑制するもの。スマートコミュニティ実現のためには、エネルギーの供給側から需要側までのすべてのシステムを連携させた上で、地域内でのエネルギー需要の調整、機器・設備の監視、運用や付加価値サービスの提供、各家庭での効率的なエネルギーの管理を行うことが必要であり、このようなエネルギー管理のためのシステムがCEMSやHEMSとなっている。

 CEMSは、風力発電、大規模太陽光発電などの新エネルギー発電も含めた発電設備からの系統電力の供給側と、戸建て住宅、マンションやオフィスビル、電気自動車(EV)充電システムなどの需要側のシステムを連携させ、管理・運用するシステム。また、HEMSは、各家庭の家電製品、太陽光発電機器、家庭用EV充電器や蓄電池などの設備機器をつなぐことで、家全体のエネルギー使用量、省エネ目標値の達成状況やアドバイスを見える化し、家庭内の省エネをサポートするシステム。

 今回の協業によって、日立が環境技術および環境ソリューションの提供について協力している「中国・シンガポール天津エコシティ」(中国名 : 中新天津生態城)や、そのほかのプロジェクトにおいて、日立とパナソニックはCEMSとHEMS間のインターフェイスの国際標準化の共同研究開発を視野に入れたアクセス方式の共有化を行うとともに、CEMSおよびHEMS関連事業の市場情報の共有などを実施していく。

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