• 2011/07/04 掲載

NTTコミュニケーションズ、マレーシアのサーバージャヤで3つめのデータセンターを建設

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NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は4日、2011年7月にマレーシアのサイバージャヤにて、データセンター国際基準「Tier III」に拡張可能な「サイバージャヤ3データセンター」の建設を開始したと発表した。
 「サイバージャヤ3データセンター」は、NTT Comの100%子会社であるNTT MSC Sdn Bhd(以下、NTT MSC)を通じて建設し、2012年度第一四半期(2012年4-6月)にサービス提供を開始する。

 NTT Comでは、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外にある総合開発地域マルチメディア・スーパーコリドーの中核都市サイバージャヤにて、同社子会社のNTT MSCを通じて、2002年よりデータセンターサービスを提供していた。

 現在、「サイバージャヤ1データセンター」と「サイバージャヤ2データセンター」を設置しているが、さらに今回新たに、サーバルーム面積1,700平米(予定)の「サイバージャヤ3データセンター」の建設を開始する。

photo
サイバージャヤの場所

 同社によれば、マレーシアは地震、津波などの自然災害の影響が極めて少なく、電力料金が安価であり、ディザスターリカバリーやオフショア拠点として注目されているのだという。

 本データセンターでは、設備増設が容易なモジュラーコンセプトを採用し、建物を低層構造にすることで投資効率を高めた。

 また、商用電源、空調、UPS(無停電電源装置)、発電機、配電ルートなどを冗長化することにより停電などの事態に備えるほか、防火・防水などの予防対策を施しているという。さらに太陽光パネルによる再生可能エネルギーの導入や断熱性の高い二重壁構造の採用、雨水の再利用など環境へ配慮した設計を行い、マレーシアの環境基準であるマレーシアグリーンビルディング指標(GBI)の取得を目指す。

 さらにマレーシアのデータセンターとしては珍しく同敷地内に利用者向けのオフィスビルを併設。利用者のリモートオフィスやバックアップサイトとして利用できるという。

 また、複数言語に対応可能なNTT MSCの保守サポート要員も同敷地内に常駐し、24時間365日迅速な保守運用体制でネットワークからサーバーまでマネジメントする。

 なお、アジア地域を結ぶ新海底ケーブル「Asia Submarine-cable Express」が2012年に運用開始を予定しており、マレーシアでもNTT Comの国際IPバックボーンを利用した高速・大容量なインターネット接続や、「ArcstarグローバルIP-VPNサービス」などが提供されるようになるという。

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