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  • 2011/09/08

「SNSで日本発のグローバルスタンダードを目指す」グリーのグローバル戦略--グリー CTO 藤本真樹氏

世界を見ないビジネスは続かない

フューチャーフォンからスマートフォンへのシフトと同時に、ソーシャルアプリのプラットフォームも拡大しつつある。端末技術ではガラパゴスと揶揄された日本の先進技術だが、日本の無料ケータイゲームとそのビジネスが、グローバルかつオープンなスマートフォン市場で存在感を発揮することはできるのだろうか。普段は個々の技術についてのセッションや発表を行うことが多いというグリーの取締役 執行役員CTO 藤本真樹氏が、この日はグリーのグローバリゼーションやビジネスの話を展開した。

フリーランスライター 中尾真二

フリーランスライター 中尾真二

フリーランスライター、エディター。アスキーの書籍編集から、オライリー・ジャパンを経て、翻訳や執筆、取材などを紙、Webを問わずこなす。IT系が多いが、たまに自動車関連の媒体で執筆することもある。インターネット(とは言わなかったが)はUUCPのころから使っている。

世界を見ないビジネスは続かない

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グリー
取締役 執行役員
CTO
藤本真樹氏
 ここにきてグリーの海外展開が加速している。グリーは既に、中国では常時1億人がオンラインになっているというチャットサービス「QQ」を持つTencentとソーシャルアプリビジネスでアライアンスを組み、米国でもSNS大手「オープンフェイント」を買収するなど、全サービスのユーザー数は1億2000万人を超えるに至っている。さらに9月1日には韓国や英国、シンガポール、オランダ、ブラジルなどに子会社を設立することも発表している。

 グリーはもともと日本独自のフューチャーフォンをプラットフォームとする企業だが、こうした企業が海外進出を果たすには、文字通り基盤であるプラットフォームをグローバルスタンダードに合わせなければならない。その意味で、昨今のスマートフォンの爆発的な普及は同社を後押ししているといっていい。こうしたグリーのグローバル戦略について、グリー 取締役 執行役員CTO 藤本真樹氏が「2011アカマイ・カスタマ・カンファレンス」の基調講演で語った。

 冒頭、藤本氏が語ったのが「もやは世界のことを見ていかないと、ビジネスを続けることができない」ということ。

「1年前では想像もしていなかったことが起きている。だからこの業界は面白いのだと思うが、この1年で劇的な変化を感じるのはやはりスマートフォン。ただ、この変化は想定内のことだった」と振り返る。

スマートフォン市場は3大プラットフォームの戦いに

 スマートフォンのOSとして急速に普及しつつあるiOS(iPhoneのOS)とAndroidは今や、AOL、Netscapeやi-modeが出現したころよりも桁違いのユーザー数を獲得し、社会にさまざまな影響を与えている。

 2011年のE3(世界最大規模を誇るゲームショウ)では、スマートTVや次世代STB(Set Top Box)なども注目を浴びたが、スマートフォン向けのゲームが大きな注目を集めたという。ある統計データによれば、着実にネット利用に占めるPCの利用時間が減って、スマートフォンなどの新しいデバイスが存在感を強めている。

 現状はiOSとAndroidの2強が急速に拡大している状況だが、2011年は日本でもWindows Phoneが登場してくる。これについて藤本氏は次のように述べた。

「サムスンが独自OSの発表を行っているが、これからのモバイルプラットフォームのグローバルスタンダードは、iOS、Android、Windows Phoneの3つになると思う。とくに、Windows PhoneはVisual Stuidoでアプリ開発ができるという強力なアドバンテージに注目している」

【次ページ】グローバル戦略の課題

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