• 2012/01/10 掲載

東レ、フランスの炭素繊維会社を100%子会社に

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富士通は10日、映画や演劇、コンサート、スポーツ等のチケット販売の管理や公演管理、購入者管理を行えるソリューション「票券管理SaaS」を販売すると発表した。
 東レは10日、東レが70%出資するフランスの炭素繊維製造販売子会社「Societe des Fibres de Carbone S.A.(以下、SOFICAR)」の 全株式を取得し、100%子会社化にしたと発表した。

 フランス側のパートナーで、SOFICAR株式の30%を保有するArkema社との間で、株式譲渡の合意に至ったという。また、100%子会社化に伴い、SOFICARの社名を「Toray Carbon Fibers Europe S.A.(トーレ・カーボン・ファイバーズ・ヨーロッパ、以下CFE)」に変更する。

 SOFICARはもともと、1982年に東レが35%、フランスの石油会社であるElf Aquitaine社(現トタル)が65%出資して設立された合弁会社。1988年に東レが70%の株式を取得して持株比率を変更して以来、東レグループの炭素繊維複合材料事業の欧州拠点として事業拡大を進めていた。

 現在のSOFICARの炭素繊維焼成生産能力は年産5,200トンだが、今回の100%子会社化を機に、新生CFEでのさらなる焼成能力の拡大と、炭素繊維原料であるプリカーサや航空機向けプリプレグの新規生産化など、炭素繊維“トレカ”の一貫生産体制の構築と事業拡大を加速する考え。

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SOFICAR社の概要

 2011年のPAN系炭素繊維の世界需要は4万トンに迫ると推定され、今後も年率15%以上の高成長が見込まれている。東レグループは炭素繊維市場の本格拡大に向け、航空・宇宙、スポーツ、一般産業の各用途において用途開発を加速するとともに、現在の日・仏・米世界三極に、2013年からは韓国を加えた四極での生産体制を強化していく。さらに、グローバルオペレーションを推進することで成長市場に確実に対応し、炭素繊維複合材料事業の更なる拡大を目指すという。

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