- 2012/06/05 掲載
サントリーと青島ビール、中国でのビール事業強化で上海に合弁会社設立
サントリーグループは、中国において1984年からビール事業を、1995年には清涼飲料事業を開始。その後「響」「山崎」などのウイスキーを発売、2005年に黄酒(ホアンチュウ)事業に参入したほか、2010年には中国のワイン輸入販売会社「ASC ファインワインズ ホールディング」を買収し、伸長する中国ワイン市場へ進出している。2011年からは酒類事業・清涼飲料事業が一体となった新体制でビジネス展開を強化。なかでも、ビール事業は上海・江蘇省を中心に展開しており、特に上海ビール市場におけるシェア1位をもつという。一方、青島ビールは、1903年中国山東省青島で設立された中国で最も伝統のあるビール会社の1つ。中国全土で販売している主力ブランド「青島ビール」は毎年伸長を続けているという。
今回は、上海および江蘇省におけるビール事業をいっそう強化したいという両社の意向が一致し、同エリアに特化したビールの事業会社および販売会社を合弁で設立するもの。事業合弁会社は事業企画、ブランド・商品開発、生産などを、販売合弁会社は営業企画、販売、物流などを担う。2つの新合弁会社の設立により、「三得利」「青島」をはじめとした商品ラインアップの拡充に加え、上海および江蘇省エリアにおけるきめ細かい販売流通網や効率的な生産・物流体制の実現を図る。
関連コンテンツ
PR
PR
PR