本日発表された最新版V10.2では、Microsoft Excelから直接Cognos TM1のデータにアクセスできるようになる。これにより、Cognos TM1で作成されたキューブ（多次元データモデル）をMicrosoft Excelで再利用してデータを確認しレビューすることに加えて、Microsoft Excel上で自由にCognos TM1のデータを使った表やグラフを作成することができる。

　また、新たにApple iPadからCognos TM1のアプリケーションへのアクセスが可能になった。Apple iPadから計画の作成、分析、およびレビューのワークフローへの参加ができるようになることで、オフィスの外でも迅速に事業に関するデータを活用できる。

　さらに、V10.2では、サーバのCPUごとに分析リソースを稼働させることができる。そのため、1つのサーバ内で並行して分析機能を活用することができ、システム資源の最適化が図れるという。

　ライセンス使用料金は830万円（税抜、最小構成）から。本日よりIBMおよびIBMパートナー経由で販売および提供を開始する。