茅野市は2008年に、市内全13小中学校の教職員約350名が使用するクライアントPCを「Citrix XenApp」(当時の製品名は「Citrix Presentation Server」)でシンクライアント化。今回は、従来の利点を維持しつつ、業務環境のさらなる改善を図るために、アプリケーション仮想化インフラの再構築に着手した。
茅野市は今回、自宅パソコンからのアクセスを実現するSSL-VPNなどの機能を備えた仮想アプライアンス「Citrix NetScaler VPX」も合わせて導入。仮想化基盤には「VMware vSphere」を採用し、ユーザ増加やアプリケーション大型化への対応も可能になった。
今回の導入により、市内の全校でフォルダを共有できる仕組みを構築し、学校間をまたいだ情報共有や意見交換などに利用できるようになったという。 茅野市は今後、マルチメディアコンテンツやタブレット活用などの新たなニーズへの対応も含めて、今回構築したインフラを積極的に活用していく考え。