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  • 2014/06/03

ストレージ標準化団体SNIA新会長に聞く、Software Defined Storage/Data Centerの最新動向 (2/2)

「CIOの仕事もここ数ヵ月で大きく変化」

「SDS」を共通言語にするためSNIAが定義を進める

──大きな技術変革という観点では、SDS(Software Defined Storage)やSDDC(Software Defined Data Center)のように、ストレージを含むあらゆるものをソフトウェアの力で解決しようという動きもあります。こうした動きについて、どのように見ていますか?

 確かに昨今、非常に多くのベンダが「Software Defined XXX」という表現を使って他社製品との差別化を図っています。しかし、一体何をもって「Software Defined」と呼ぶのか、その定義はベンダにより異なるというのが現状です。これではユーザーは製品選定の基準を持つことができません。

 そこでSNIAはテクニカルカウンシルを立ち上げ、SDSの共通定義を定めようとしています。どのような要件を満たし、どのような特徴を持つものをSDSと呼ぶのか定義できれば、SDSは各ベンダ、そしてユーザーとの間の共通言語になります。

 具体的には、フレキシブルな制御が可能なことや、コントロールプレーンとデータプレーンが分離されていること、インプリメントをシンプルにするための機能を備えていることなどを要件にする予定です。今はこれらの内容をまとめたホワイトペーパーを発信して、パブリックコメントを求めているところです。

 今日のデータセンタは仮想化レイヤー、ネットワークレイヤー、ストレージレイヤーに分かれており、これらをソフトウェアでコントロールしようというのがSDDCの目的ですが、そのうちのストレージレイヤーについてSNIAがきちんと定義していきたいと思っています。

──そうなると、他のレイヤーのプレイヤーとも密接な連携が必要になりますね。デビッドさんはDMTF(Distributed Management Task Force)の理事でもありますが、そうした立場は他団体との連携において好影響をもたらすのでしょうか。

 DMTFではシステム管理基盤の標準化を行っているので、システムの全てのレイヤーを視野に入れて取り組んでいます。互いに協力して次世代の管理標準を作っていくことになるでしょう。

──そのほかに注目されている分野はありますか?

 キーワードで挙げれば、以下のようなことです。

・スケールアウトアーキテクチャ
・統合型&クラウド基盤サービス
・効率化、データの取り扱いの自動化
・エネルギーのさらなる効率化

ITのフレキシビリティを支える標準化がより重要に

──最後に、米国のIT業界全体を見て、気になる動きがあればお聞かせください。

 ビジネスにおけるITの在り方や利用の仕方が、大きく変わってきていると感じています。エンドユーザーはIT部門に依頼することなく、必要なソフトを必要な時間だけオンラインでレンタルしたり、クラウド上のコンピューティングリソースを使ったりできるようになりました。

 BYODで自分のデバイスを仕事に使ったり、Dropboxなどのクラウドサービスも使います。これらを管理しなければならないIT部門の仕事は複雑さを増しています。

 CIOの仕事も、ここ数ヵ月でまったく変わりました。かつては社内のITサービスプロバイダでしたが、今はITブローカーとしての能力が求められています。どのシステムを社内に持ち、どのシステムをSaaSにするかを判断し、BYODをサポートするためのセキュリティも考えなくてはなりません。多くの選択肢の中からポートフォリオを用意し、管理するのが今のCIOの仕事です。

 そして、複数のシステムやサービスを組み合わせて活用するために求められるのが、フレキシビリティとインターオペラビリティです。そうなれば、標準化はこれからもっと重要になっていくでしょう。テクノロジの変化に合わせて標準化を進め、自由に組み合わせて使えるようにしていくために、SNIAが担わなければならない役割も大きくなっていくと思います。

(執筆:重森大、聞き手・構成:編集部 松尾)

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