• 2015/02/10 掲載

キヤノン、スウェーデンのネットワークビデオ大手アクシス社連結子会社化へ

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キヤノンは、Nasdaq Stockholm証券取引所に上場しているスウェーデンのアクシス社(Axis AB)の発行済普通株式の全株を対象とした公開買付けを実施することを発表した。買収総額は236億スウェーデンクローネ(約3,337億円)にのぼり、過去最大規模になる。本公開買付けにより、キヤノンはアクシス社の発行済普通株式の100%を取得し、連結子会社化を目指す。
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 本公開買付けは友好的なものであり、アクシス社の取締役会は、本公開買付けへの応募をアクシス社株主に推奨する旨を決議しているという。また、アクシス社創業者を含むアクシス社の上位3株主(合計で発行済普通株式の約39.5%を保有)から、本公開買付けに応募する旨の同意を得ている。

 キヤノンは2011年より推進する5か年計画(フェーズIV)において重要戦略の一つとして「グローバル多角化による新たな事業の獲得」を掲げている。映像監視システムの市場は近年急成長を続けていることから、キヤノンはネットワーク監視カメラ事業を有望な新規事業の一つと捉え、今後のキヤノングループにおける成長の原動力として位置付け、今回、ネットワークビデオソリューション業界のグローバルリーダーであるアクシス社をキヤノングループへ迎え入れることとしたと発表している。

 今回のアクシス社の連結子会社化により、技術面での補完関係、知的財産分野におけるポートフォリオ強化、販売・サービス網の充実などの効果を見込む。

 調査会社のIHSテクノロジーによると、2013年の監視カメラ市場の世界シェアは、Axisが17.5%でトップ。これに中国のハイクビジョンの13.0%、日本のパナソニックの9.1%が続く。

 消費者向けデジタルカメラ市場は縮小する一方で、矢野経済研究所の調査によれば、世界のネットワークカメラ市場は年22%の成長を遂げるとみられている。今後はアナログカメラのリプレイス需要が高まることから、キヤノンは企業向けの成長分野に注力する考え。

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