これはどのようなインシデントだったのか。詳細が「
Google Compute Engine Incident #15056」で報告されていますので、Publickeyが翻訳したものを引用しつつ紹介しましょう。
落雷により、全体の0.000001%以下のデータを消失
本インシデントの最終報告は8月18日付けの「
Google Compute Engine Incident #15056」で行われています。
それによると、落雷による一時的な電力の消失により、ヨーロッパ西1bゾーン全体の物理容量の0.000001%以下(一千万分の一以下)のデータが失われたとのことです。
2015年8月13日木曜日から8月17日月曜日まで、ヨーロッパ西1bゾーンにおけるGoogle Compute Engine(GCE)のパーシステントディスクのごく一部にエラーが発生。エラーの発生したディスクは散発的にI/OエラーをGCEインスタンスに返し、またスナップショット作成操作などの典型的な運用操作でのエラーも発生した。ごくまれなケースにおいて(ヨ-ロッパ西1bの物理容量の0.000001%以下)パーマネントなデータ消失も発生した。
バッテリーバックアップの一部に不備が