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- 2017/11/24 掲載
マイクロソフトの「CrystalNet」とは? Azureをすべてエミュレート
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
マイクロソフトリサーチは、同社のクラウドサービスであるMicrosoft Azureのクラウドネットワーク全体を忠実にソフトウェアでエミュレートする「CrystalNet」についての論文「CrystalNet: Faithfully Emulating Large Production Networks」を公開しました。
CrystalNetの名前の由来は、未来を映し出す水晶玉(Crystal Ball)から来ているとのことです。
ざっくりと1千万台前後のサーバが接続されたクラウドネットワーク
Microsoft Azureで稼働するサーバ台数は明らかにされていませんが、これまで公表されている数字から推測すると、1つのリージョンあたり大規模なものでおそらく60万台かそれ以上の物理サーバがあり、リージョンは現時点で全世界36箇所に存在するため、ざっくりと1千万台前後の物理サーバがあるようです。これらは当然ながらすべてAzureのデータセンター内ネットワーク、データセンター間のネットワーク、リージョン間のネットワークといった複雑な構成のクラウドネットワークに接続されています。
そしてネットワークにはサーバだけでなく、ストレージ、ロードバランサーやスイッチ、ルータといったさまざまなネットワーク機器も接続されています。クラウド全体のネットワークは非常に大規模かつ複雑であることが想像できます。
大規模かつ複雑なクラウドネットワークを忠実にエミュレート
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