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- 2018/01/31 掲載
マイクロソフト、10年越しにようやくOfficeのソースコード一本化を実現
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
Mac Office 2016 version 16 is now live! For the first time in over 20 years, Office is again built out of one codebase for all platforms (Windows, Mac, iOS, Android)!https://t.co/6gNdKTOEHl
— Erik Schwiebert (@Schwieb) 2018年1月18日
すなわち1本のソースコードをビルドすることで、Mac版やWindows版など複数のプラットフォーム用のMicrosoft Officeが生成できるようになったということです。これにより、すべてのプラットフォームで同じように迅速な新機能の提供といったアップデートが実現していきます。
マイクロソフトは、Officeのような巨大なソフトウェアのソースコードを一本化する作業を、製品をリリースし続けながら行ってきました。それは相当に複雑な作業だったはずです。
いくつかの資料から、これまでの状況をまとめてみました。
マイクロソフトも一度は失敗した、ソースコードの一本化
この時点ではまだWordとExcelはそれぞれ別の製品であり、DOS版とMac版も別々のソースコードです。
そして1990年に、ExcelやWordなどをオフィススイートとしてまとめたMicrosoft Officeが登場します。このタイミングでマイクロソフトはWindows版とMac版のソースコードを一本化しようとしました。しかしそれは、残念ながらうまくいかなかったとのことです。
その後Mac版Officeは激動のときを迎えます。
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