- 2022/12/08 掲載
英住宅価格、20年5月以来最も広範な下げ=RICS
借り入れコストの上昇で売買の需要が低迷した。
11月のRICS住宅価格指数(「上昇」との回答から「下落」を引いた数値)はマイナス25と、2020年5月以来の低水準。ロイターがまとめた市場予想のマイナス10を下回った。
今後1年の価格見通しの指数はマイナス61。
RICSのチーフエコノミスト、サイモン・ルービンソン氏は「当然ながら、全体のトーンは前回から悪化した。不透明なマクロ環境と住宅ローンのコスト上昇を反映している」と述べた。
特にイングランド南東部と南西部で価格下落が目立った。スコットランドと北アイルランドでは価格上昇が続いている。
売買全般も低迷したが、10月ほどの急激な落ち込みは見られなかった。10月はトラス前政権の「ミニ予算」を受けて債券市場が混乱した影響で多くの金融機関が新規住宅ローンの承認を一時停止していた。
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