- 2023/01/30 掲載
「生活に負担」懸念の声=沖縄電値上げ公聴会
経済産業省は30日、沖縄電力による一般家庭向け規制料金の値上げ申請に対し、利用者の意見を聞く公聴会を那覇市内で開いた。企業向け高圧契約を含め4月から平均43.81%の値上げを申請している。出席者からは「生活に大きな負担だ」との懸念の声が出た。
沖縄電の規制料金値上げが実施されれば1980年以来、43年ぶりとなる。公聴会では衣類縫製品工業組合の幹部が「コロナ下の行動制限が解け、明るい兆しが見え始めた県経済に冷や水を浴びせる」と指摘。「段階的な値上げを検討すべきだ」と要望した。別の出席者からは「政策の失敗を国民が負担する。エネルギー自給率を上げてこなかったつけだ」との批判も出た。
これに対し、沖縄電の本永浩之社長は「県民に大変な負担をお掛けするがご理解をお願いしたい」と述べた。
【時事通信社】
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