- 2023/02/11 掲載
ECB、3月以降も利上げ継続 高水準維持へ=クロアチア中銀総裁
クロアチアは1月1日にユーロ圏に加わった。ブイチッチ氏はロイターのインタビューに答え、インフレが根強いため利上げの終了を予想することは時期尚早と述べた。
「3月以降も利上げが続く公算が大きいため、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)の問題は後回しにしたい」とし「インフレ率が望ましい水準に戻ったと確信できるまで、しばらく金利を維持するのが一般的だ」と語った。
ブイチッチ氏はECB理事会でタカ派とみられている。
エネルギー価格が2022年の高値から大幅に下落し、サプライチェーン(供給網)の制約も緩和したことから、ECBは来月インフレ予測を引き下げる可能性があるとの見方を示した。
また「さまざまな要因によって総合インフレ率が予想よりも早く(目標の)2%に低下し、コアインフレを下回る」こともあり得ると述べた。
「その場合、金融政策はコアインフレ率を押し下げるのに十分なほど制限的でなければならないが、簡単な作業ではない」とし「総合インフレ率がすでに低下しているのに、なぜ制限的な金融政策を取っているのかを国民に説明しなければならないだろう」と語った。
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