- 2023/02/11 掲載
米ミシガン大消費者信頼感、2月は改善 1年先のインフレ期待上昇
[ワシントン 10日 ロイター] - 米ミシガン大学が10日発表した2月の消費者信頼感指数(速報値)は66.4と前月の64.9から上昇し、2022年1月以来13カ月ぶりの高水準を付けた。
ロイターがまとめたエコノミスト予想は65.0だった。
消費者信頼感指数は昨年6月に付けた50.0から回復している。
2月は現況指数が72.6と1月の68.4から上昇。一方、期待指数は62.3と前月の62.7から低下した。
信頼感指数の改善は株価上昇と労働市場の持続的な堅調さによるもとのみられる。
一方、1年先の期待インフレ率は4.2%と1月の3.9%から上昇。5年先の期待インフレ率は2.9%と3カ月連続で横ばいだった。過去19カ月中18カ月は2.9─3.1%の狭い範囲内に収まっている。
短期的なインフレ期待の上昇は最近のガソリン価格の上昇が反映された可能性がある。
LPLフィナンシャルのチーフエコノミスト、ジェフリー・ローチ氏は「米連邦準備理事会(FRB)にはインフレ抑制に向けまだやるべきことがある。経済は着実に減速しているものの、今年成長を遂げるには十分安定した状況だ」と述べた。
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