- 2023/03/27 掲載
英ヘッジファンドのロコス、リスク縮小 今月2桁の損失
25日に投資家向けの書簡で明らかにした。ロイターが書簡を入手した。キャッシュは引き続き「健全な水準」で、取引相手は追加の証拠金を求めていないという。
今月のリターンは17日時点でマイナス15.3%、年初からのリターンはマイナス9.8%。
多くのヘッジファンドは債券市場の高ボラティリティーで損失を出している。投資家は米国債に極度の弱気だったが、米シリコンバレー銀行の破綻で利回りが低下した。
ロコスの運用資産は約155億ドル。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は24日、米証券取引委員会(SEC)のゲンスラー委員長が英規制当局との電話でロコスの問題を取り上げたと報じた。
ロコスは最近の米国債投資の損失に関するSECと英金融行動監視機構(FCA)の協議には関与していないと述べた。規制当局とは引き続き通常の接触を続けており、同社に対する懸念は特に表明されていないという。
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