- 2023/06/02 掲載
米ADP民間雇用、5月は予想上回る27.8万人増 賃金上昇は鈍化
[ワシントン 1日 ロイター] - 企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が1日発表した5月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は27万8000人増加し、エコノミスト予想(17万人増)を上回った。
労働市場の減速が緩慢なペースにとどまっている様子が示唆され、米連邦準備理事会(FRB)が当面金利を高水準にとどめる可能性がある。
4月は29万6000人増から29万1000人増に下方改定された。
5月の部門別の雇用者数は、レジャー・サービスが20万8000人増、天然資源・鉱業業が9万4000人増、建設業が6万4000人増。一方、製造業は4万8000人、金融業は3万5000人、それぞれ減少した。
労働市場が全体的に堅調さを維持する中でも、賃金上昇は鈍化。転職した労働者の賃金上昇率は12.1%と、4月から1%ポイント縮小した。転職しなかった労働者の賃金上昇率は6.5%。4月は6.7%上昇していた。
ロイター調査によると、2日に発表される5月の米雇用統計の非農業部門雇用者数は19万人増と予想されている。
*内容を追加して再送します。
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