- 2023/06/02 掲載
カナダ5月製造業PMIが節目の50割れ、入荷遅延と投入価格は改善
新規受注指数は49.0から48.6に下がった。物価高で顧客の予算が圧迫され、在庫圧縮に伴って支出も削減されたとの声が聞かれた。
S&Pグローバルの経済ディレクター、ポール・スミス氏は「5月を通じて基調的に需要が弱い構図がカナダの製造業セクターに重くのしかかった。4月以降で生産は落ち込み、購買活動も減った」と指摘した。
一方で入荷遅延指数は49.6から50.9に上昇し、2019年8月以降で初めて節目の50を超えた。投入価格指数も2012年7月以来の価格下落を示した。
スミス氏は、購買活動の減少がサプライチェーン(供給網)に好影響を与え、新型コロナウイルスのパンデミックに関係する逆風が収まってきたこととともに、受注から納品までの期間が過去4年近くで初めて改善したと説明した。
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