- 2023/06/08 掲載
アマゾンへの追徴課税、支払い不要 欧州司法裁の法務官が見解
欧州委は2017年、アマゾンがルクセンブルクの税務上の取り決めにより、非課税で持株会社に利益を流すことができ、EUの事業で得た利益の4分の3近くについて税金を払っていなかったと主張。ルクセンブルクの税務上の取り決めは国家補助金に相当するとの見解を示した。
だが、EUの下級審である一般裁判所は21年、欧州委の決定を退ける判決を下した。
欧州司法裁判所のジュリアン・ココット法務官は、拘束力のない意見で「ルクセンブルクがアマゾンに対し税制上の優遇措置という形で無許可の国家補助を行ったという欧州委の判断は誤りだった」と指摘。EUの決定を退けた一般裁判所の判決は支持されるべきだと述べた。
欧州司法裁判所は通常5回に4回はこうした勧告に従う。判決は数カ月以内に下される見通し。
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