- 2023/06/09 掲載
スイス中銀、インフレ対策が「実に重要」=総裁
スイス連邦統計局が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比の伸び率が2.2%と前月から低下したが、中銀目標の0─2%を2022年2月以来、1年4カ月連続で上回った。
ジョルダン氏はインフレ率が常に2%を下回っていれば問題がないとし、スイスのインフレは国際的に見れば穏やかであるものの、インフレ率が上がっているのを放置した後に利上げするのは理にかなっていないと訴えた。
スイスのインフレ率は最近和らいだものの、アナリストや市場は中銀が6月の会合で利上げを続けると見込んでいる。
家賃の上昇が響き、今年後半にインフレ圧力が高まる可能性もある。
中銀のシュレーゲル副総裁は先週、インフレ圧力が広がってきているとして中銀が政策金利を現在の1.5%の水準から引き上げる用意があると表明。ジョーダン氏の今回のコメントはこれに同調した。
ジョルダン氏は先週、インフレに対する認識が定着するのを防ぐためにも、中銀ができるだけ早くインフレ率を2%未満に抑制する必要があると語っていた。
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